心理学の力で物が捨てられる? 生前整理がはかどる"お片づけ"の極意

今や身近な言葉となった「終活」。エンディングノート作成や財産整理など、数ある活動の中でも特に関心が高いといわれているのは「家の片づけ」です。しかし、片づけたい気持ちに反して、なかなか物が捨てられず困っている人も多いのではないでしょうか。今回は、物が捨てられない気持ちを一変させる"片づけ術"をご紹介します。

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自分がどれだけの物を持っているか把握してる?

以前放送された「所さんの目がテン!」(日本テレビ系)には、関西大学教授・池内裕美先生が登場。"思い出の品が捨てられない"というお悩みを解決すべく、心理学的片づけ術を教えてくれました。

まず1つ目の極意は、収納から物を出して「可視化」させること。実は物が捨てられない人のほとんどは、"自分がどれだけの物を持っているのか"あまり把握していません。そこで全ての荷物を取り出し、自分が如何に物を溜め込んでいたのか自覚することが大切。すると客観的に自分の荷物と向き合えるので、物を手放しやすくなります。

物を可視化したら、お次は「いるモノ」「いらないモノ」に分類していきましょう。池内先生曰くいきなり「処分」を考えると抵抗感が生まれ、かえって手放せなくなるそう。そのため「いるモノ」「いらないモノ」の分類から始め、最終的に「いらないモノ」の中から"処分するモノ"を決めていくとベストです。

しかし中には写真や賞状など、分類しにくいものも。そんな時には、2つ目の極意「思い出のデジタル化」がおすすめ。写真に収めたりして思い出の品をデータ化すると、必要最低限の現物だけを整理できるように。この方法を実践した60代の男性は、今まで溜め込んでいた物に対して捨てる決心がつきました。

番組終了後、ネット上では絶賛の声が続出。「これは目からウロコ!」「今まで片づけが上手くいかなかった原因が分かった気がした」「思い出の品も段ボールに入れっぱなしにするより、デジタル化して手元に置いてあげた方が浮かばれるよね」などのコメントが相次いでいます。


「捨てるかどうかで悩んでいるもの」第1位は...?

大反響を呼んだ"心理学的片づけ術"。そもそも片づけが上手くいかない人たちは、何に対して捨てるかどうかを悩んでいるのでしょうか。

2019年4月に株式会社REGATEは、独り立ちした子どもを持つ回答者1,056人を対象にした「掃除に関するアンケート」調査を発表。まず「捨てるか捨てないかで悩んでいるものはありますか?」と尋ねてみたところ、全体の64.2%が「はい」と回答しています。

さらに「捨てるかどうかで悩んでいるもの」については、第1位に「着物」がランクイン。第2位に「家電製品」、第3位には「不用になったブランド品」、4位以降には「骨董品」「貴金属」「時計」「毛皮」と続きました。

そこで「捨てられない理由」を聞いてみると、「いつか必要になる可能性がある」「思い入れがある」「高価なものなのでもったいない」といった回答が。

およそ5人のうち4人が物の処分に悩んでいる昨今。今まで物が捨てられなかったという人は、ぜひ心理学的片づけ術を試してみてはいかが?

文/藤江由美


関連記事:「不要なものを整理したいが捨てがたく、捨てる決断ができない/岸見一郎「老後に備えない生き方」」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000037487.html

 

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