モノを捨てるだけでは不十分!後悔しない生前整理の方法

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"終活"の広まりと共に注目を集めている"生前整理"。もしもの時のために身辺の"モノ"を綺麗に片づけておくことですが、最近では"生前整理診断士"という資格を持ったプロの人たちもいるそうです。いったい生前整理のエキスパートは、どのような方法で整理を行っているのでしょうか。


元気なうちにやっておきたい"生前整理"

5月25日放送の「たけしのニッポンのミカタ!」(テレビ東京系)には、3人の"生前整理診断士"が登場。"介護・相続など終活全般のアドバイザー"三浦靖広さん、"片づけ・整理のプロ"橋本敦子さん、"処分・リサイクルのプロ"東あいさんが、生前整理のプロとして整理のコツなどを教えてくれました。

同番組曰く生前整理とは、「生きている間の身辺整理」。三浦さんは「モノを捨てるだけが生前整理じゃない。モノ・心・情報の3つの整理をして初めて"生前整理"」と解説しています。そのため整理をする際には、モノに直接手を触れて"心の整理をするための準備"をするのが重要。残された家族の不安を減らすだけではなく、自分自身が後悔しないための片づけを行うと良いそうです。

この日の放送では実際にとある一般女性の家を訪れて生前整理を行っており、捨てるだけではなく"残す"ための片づけ術が多数登場。例えばこの家庭には大量の台所クレンザーがあったのですが、三浦さんは処分するのではなくカゴの中に揃えて片付けています。このように残量が見えるようにして"残す"のがポイント。さらに大量の紙袋は、"譲るもの"と"残すもの"を分別して段ボールに収めていました。

番組で紹介された生前整理の方法に、視聴者からは「生前整理=断捨離だと思ってたけどそういう訳ではないのか」「自分も元気なうちに生前整理やっておこうかな」「生前整理とかあまり考えたことなかったけど、自分自身のためにも必要なことなんだよね...」といった声が上がっています。


大量の荷物は"名札"を使って整理!

その他にも番組では様々な生前整理術が登場。片づけのプロ・橋本さんは、床に「雑貨」などと書かれた紙を広げていました。家にある"モノ"をカテゴリー分けした名札で、この上に荷物を広げながら整理整頓。大人数で片づけをする際の情報共有や、素早く分別するために役立ちます。

"生前整理診断士"によって手際よく片づけが行われ、最終的にリビングを占拠していた大量の荷物は段ボール4つ分に。そのほかは"譲るモノ"として分別されました。プロの仕事ぶりに視聴者からは、「生前整理の資格なんてあるのか。自分もとってみようかな」「生前整理を勉強して親の片づけを手伝いたい」といった声も。

身近な人の生前整理を手伝って、一緒に思い出を振り返ってみるのも良いかもしれませんね。

文/藤江由美

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