1 out 1 inの法則
欲しいモノを買ってから、いらなくなったモノを捨てようと思う方が多いと思いますが、「1つ出したら1つ入れる」、それが不要なモノをまず捨てる断捨離の基本的な考えです。
何よりoutが先になります。
「この棚板に対して靴が多過ぎ。私は棚板を間引いて使っている」とやましたさん。靴が履けるかの「モノ軸」ではなく、自分が履きたいのかの「自分軸」で選べば減らせる。
写真上の靴入れの持ち主は断捨離チーフトレーナーでもある古澤貴子さん。
普通の靴入れから見ればかなりガラガラの棚板でも、やましたさんは「多過ぎ」と次々と最小限に整理していきます。
入れ替えをしないとモノはたまる一方。
不要なモノを捨ててからモノを取り入れます。
そして、手放すことが先になれば、inのときもよく考えて行動を起こすようになるはず。
始末を先に行うことで、その後の獲得も洗練されていきます。
まず3分類して同じような靴は処分。
履かない靴を取り出し、いま履きたいと思う靴だけを靴入れに入れるのです。
「私は1シーズン3足が基準です。まずout 、それからいまのあなたにとって本当に欲しいモノをinするようにしましょう」
数を減らして見た目ももっときれいな靴入れに。古澤さんは仕事上パンプスが必要なので、多めに残す。
取材・文/細川潤子 撮影/原田 崇