捨てるだけじゃダメ! やましたひでこさんに教わる、厳選してモノを生かす「断捨離と収納の法則」

3分類の法則

《大分類》食器

捨てるだけじゃダメ! やましたひでこさんに教わる、厳選してモノを生かす「断捨離と収納の法則」 2212_P011_02.jpg

キッチンでいえばまず大分類は「食器」「調理器具」「食材」の3つ。この段階ではとりあえず各項目に入るモノをそれぞれ分けておく。

《中分類》皿、器、ドリンク容器

捨てるだけじゃダメ! やましたひでこさんに教わる、厳選してモノを生かす「断捨離と収納の法則」 2212_P011_03.jpg

大分類で分けた「食器」を、さらに3つに分類。大小の皿などの「皿」、茶碗や小鉢などの「器」、飲みものに関する「ドリンク容器」に分ける。

《小分類》カップ、コップ、ワイングラス

捨てるだけじゃダメ! やましたひでこさんに教わる、厳選してモノを生かす「断捨離と収納の法則」 2212_P011_04.jpg

「ドリンク容器」をさらに分けて何が必要かを知る。こうして3分類を繰り返し、小分類すれば多過ぎるモノを減らす目安になる。

7・5・1の法則

捨てるだけじゃダメ! やましたひでこさんに教わる、厳選してモノを生かす「断捨離と収納の法則」 2212_P012_01.jpg

キャビネットの上などに飾る場合は見せる収納1割の法則で。ゆったりとした空間の中で飾ると、モノが引き立つ。

空間に対するモノの目安として断捨離の法則があります。

それは(1)目に見えない収納(押し入れ、クローゼットなど)は全体の7割を目安に入れる。

(2)見える収納(ガラス戸棚など)は全体の5割を目安に入れる。

(3)そして見せる収納(キャビネットや棚の上など)は1割にとどめる。

見えない収納が7割なのは、残りの3割でモノの通り道を作るということになります。

空間に余裕があればモノが収納しやすく、出し入れもスムーズで使いやすくなるのです。

見える収納の5割はあくまでも外から見えることが前提。

空間が広くなるほどモノの美しさが引き立ちます。

ぎゅうぎゅうに詰め込んで、後ろにあるモノが見えない、などという状態では結果的に取り出しがラクにできず、不便で使いにくくなります。

見せる収納の1割は「美しい収納」の大原則。

モノを空間の主役になるように絞り込みます。

また、割合を1割にすることで、モノの価値もおのずと高まります。

捨てるだけじゃダメ! やましたひでこさんに教わる、厳選してモノを生かす「断捨離と収納の法則」 2212_P012_02.jpg

ハンガーの数で洋服の総数を規制。全てをいつも着る服だけに。ハンガーの間は空ける。バッグや帽子も厳選。

 

<教えてくれた人>

やましたひでこさん

クラターコンサルタント。一般財団法人 断捨離(R)代表。ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の片付けに落とし込み、提唱する。著書多数で日本だけでなく台湾、中国でもベストセラーを記録する。

この記事は『毎日が発見』2022年12月号に掲載の情報です。

この記事に関連する「暮らし」のキーワード

PAGE TOP