ほどよく手を抜いて楽しい食卓を実現しましょう♪ 「やめる料理」はこちら

掃除、料理、洗濯にお買い物。毎日を平穏無事に終えるためには、さまざまな家事が必要です。でも、中には「それって本当に毎日やる必要があるの?」というものも。そうした家事を思い切って「やめる」ことで、人生にゆとりが生まれ、豊かな生き方ができるようになります。今回は片付けアドバイザーで宅地建物取引士の石阪京子(いしざか・きょうこ)さんに「やめる料理」について教えてもらいました。

【前回】「いらない家事」をやめる心得5カ条。「家事の見直し」でこれからの人生は豊かになります!

「やめる」料理

「家庭の味は手の込んだ料理じゃなくていい」と石阪さん。

ほどよく手を抜き、楽しい食卓を目指しましょう。

≪凝った料理を「やめる」≫

いまどきの冷凍食品はおいしい!

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近年は冷凍食品がとてもおいしくなっています。

冷凍カット野菜や冷凍餃子、パスタなど、家で作るよりおいしく安く手軽に栄養がとれることも。

毎日の食生活に冷凍食品を賢く使って、ラクをしながらいつもの食卓に彩りを添えてみましょう。

【塩分に注意して】
とても便利な冷凍食品ですが、塩分量が気になることがデメリット。同量以上の野菜を組み合わせて健康な食事を心掛けて。

アレンジを加えて節約&エコ

料理の残りものは、ひと手間加えて違うレシピに。

同じものが続くと飽きてしまうものですが、簡単なアレンジなら手間いらずで節約にも。

"鍋の残りにチーズを入れてリゾットに"、"肉じゃがの残りを具材にしてオムレツに" というように、和から洋へアレンジすると、献立のイメージが変わります。

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パンや揚げ物は買ったほうがお得

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「パンやケーキ、揚げ物といった手間がかかるものは、材料代も考えるとお店で買ったほうが安上がりで時間の節約に」と石阪さん。

料理が趣味であればやめる必要はありませんが、無理をして作っているようであればやめてしまってOK。餅は餅屋というように、プロに任せたほうがいいんです。

≪毎日の買い物を「やめる」≫

3日に1度にして、空いた時間で運動を

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「冷蔵庫の中身を把握できるのはせいぜい3日間。1度の買い出しで3日分の食材を買うようにしましょう」と石阪さん。

可能であれば3日分の献立を決めて買い物し、残った材料で4日目・5日目を乗り切ります。

毎日の買い物はやめ、そうして空いた時間は、ウォーキングや体操など自分の健康を整えるために使って。

≪洗い物を「やめる」≫

ワンプレートにして楽しもう

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手荒れが気になるなど、家事の中でもつらいのが水仕事。時間をかけずに済ませたい朝食やランチは、ごはんやおかずを少しずつお皿に盛り付けたワンプレートごはんにし、洗うお皿の数を減らしてしまいましょう。

「丼物も、和風のワンプレートです。調理道具や食器を少ない数で済ませると、時短・節水にもつながりますよ」(石阪さん)

≪調味料のストックを「やめる」≫

基本の10品があれば、どうにかなる

冷蔵庫の中で場所を取っているのが、めったに使わない焼き肉用のタレや、サラダ用のドレッシング。

こうした普段使いしない調味料を買うのをやめるだけで、冷蔵庫を整理する手間を減らし、フードロスを減らすことができます。

「質のいい基本調味料を厳選しましょう。基本の調味料があれば、ドレッシングやタレは簡単に作れます」(石阪さん)

【基本の10品】
・砂糖
・塩
・酢
・しょうゆ
・みそ
・酒
・みりん
・七味
・油
・こしょう

[ドレッシングは...]
酢、塩、油、こしょうをよく混ぜ合わせて

[タレは....]
しょうゆ、砂糖、みりん、七味に、ごまを少々

≪重たい鍋を「やめる」≫

小さな鍋を使いまわすほどよく手を抜いて楽しい食卓を実現しましょう♪ 「やめる料理」はこちら 2202_P033_03.jpg

ミルクパンで揚げ物もできます!

天ぷら鍋やパスタ鍋、煮込み用鍋などの大きく重い鍋は、洗ったり片付けたりする際に落としてしまうなど、ケガや破損のリスクがあるのがデメリット。

「おみそ汁を作るような小さなお鍋で煮物も揚げ物もなんでもこなせます。パスタ鍋はフライパンで代用も。道具を減らすと作業がシンプルになり、短時間で料理ができるようになります」(石阪さん)

取材・文/和栗 恵 イラスト/シュクヤフミコ

 

<教えてくれた人>

片付けアドバイザー・宅地建物取引士
石阪京子(いしざか・きょうこ)さん
夫とともに不動産会社「ニューズホーム」を経営してきた経験をもとに、独自の片付けメソッドを考案。多くの女性に暮らしの整え方についてアドバイスを行う。

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『人生が輝く! 家事の「しないこと」リスト』

石阪京子講談社

1,430 円(税込)
必要のない家事や習慣をやめることで、理想の暮らしが手に入る。自身のエピソードをふんだんに盛り込んだ、ためになる一冊。

この記事は『毎日が発見』2022年2月号に掲載の情報です。

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