後悔だらけ...!14年間で3回行った中古物件のリフォーム

夫への不満、義両親とのいざこざ、相続問題、お金のトラブル、年を重ねるほど悩ましいキャリア問題などなど...。人生、「モヤモヤ」や「悩み」が尽きませんよね。そんなモヤモヤ、悩みに対して、その道の専門家のアドバイスをご紹介。あなたのお悩み解決のヒントがここで見つかるかも⁉
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<この体験記を書いた人>
ペンネーム:えええ
性別:女
年齢:48
プロフィール:中古で購入した一軒家に14年住んでいます。その間に3回ほどリフォームを頼みました。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

我が家は、築40年をこえている古い古い一軒家です。それでも有名ハウスメーカーの建売で土台がしっかりしているのか、あの阪神大震災も耐えぬいた物件です。

一番目の子どもが生まれるのと同じ時期に、この中古物件を購入しました。それまでは賃貸アパートに住んでいたのですが、手狭なこともあって閑静な住宅地にある現在の家に引っ越したのです。そんな古い家ですから、リフォームなしではとても住めませんでした。

計3回リフォームしたのですが、結果どれも、不満足......その記録を書いてみます。

 

引っ越し前から、この中古物件に駐車場が1台しかないことが気にはなっていました。

我が家周辺は交通網が発達しておらず、自家用車がないと相当不便な地域です。当時は私と夫、2台の車があったのですが、ちょうど、その頃、路上駐車を厳しく取り締まる法律ができたので、第一優先のリフォームは、駐車場の拡張になってしまいました。

生まれたばかりの子どもを沐浴させるのに不便なお風呂場だったので、お風呂のリフォームも希望していたのですが、当時の夫は「シャワーなんてまだ使えるのに、もったいない。駐車場はないと困る。」の1点張り。

話し合い(というより夫のごり押し)により、結局最初のリフォームは入居後半年くらいでの、駐車場と簡易給湯器→設置型給湯器への付け替え、のリフォームになりました。

最初にこの家をたてた人の好みだったのか、どう見ても明らかに居住スペースより庭の方が広く、樹木がたくさん植えられていました。その庭の部分を重機でガンガン掘り下げることで、数台は余裕で止められるような駐車場ができました。

自分のやたらに大きな車を余裕で止められることができるようになった夫は喜んでいましたが、私は複雑な気持ちでした。

庭のコンクリートの壁を壊す工事だったので、音もかなり響き、赤ちゃんだった子どもを昼寝をさせているのに、そのガンガン響く音ですぐに起きたりと工事が続いた数週間ほどは大変な毎日でした。

「しまったこんなことなら、外構のリフォームは入居前にしておくべきだった」と後悔しきり。

その時にかかった費用は中外合わせて、250万ほどだったと思います。

 

5年ほどして、次に行ったリフォームは外壁と屋根。前回お願いしたリフォーム会社とは違うところでお願いしました。こちらはいわゆる縁故の紹介だったので、費用もかなりお安くしてくださるとのことでした。合わせて120万ほどだったと思います。

真夏の暑い時期は発注が少ないため、すぐに返事してくれたらさらに格安にするとのこと。お値段は安いにこしたことはないと思いお願いしたのですが、またも2番目に生まれた子どもの世話が一番大変な時期とドンピシャに。たったひと月といえど、職人さんが家の周りの設置された足場をウロウロされる中での授乳は、正直心落ち着かずといった感じでした。

そしてまた2番目も大きな音がすると寝ていても起きてしまうという悪循環......つくづく、リフォームの時期にツキがないと思っていました。

 

それからさらに5年後、私が10年来念願していたお風呂リフォームに着手しました。前回と同じリフォーム会社にお願いしたのですが......注文するまでは超スムーズ。でもよかったのはここまででした。その後、あるまじき採寸ミスが発生したのです。

しかも、それが古いバスを撤去し、新しいのを入れようとした時点でようやくわかったのです。

新しいバスシステムの寸法が違っていて入らないと現場の大工さんたちがめちゃくちゃ困って、汗をかきながら何度も業者と連絡を取り合っていたのが忘れられません。

当然いったん工事は中止。もう一度寸法を測り直し、発注し直し......で、結局1週間で終わるはずの工事がひと月ほどかかってしまい、その間私たちの生活も大変困ることとなってしまいました。

古いバス撤去後なので、がらんとしたお風呂場......。当然お風呂には入れません。梅雨時期でじめじめの頃だったのに、お風呂に入れないなんて、本当に最悪でした。

毎日子どもたちと銭湯に通い、その費用も余分にかかってしまいました。上司が謝罪には来られたけれど、誠意が感じられず、もういくら安くても頼まないと思いました。

 

ユニットバスは無事入りましたが、今でもお風呂場の入り口にあるドアのねじが何本か入っていない、つまり穴のままになっています。会社へ電話して見に来てもらい(なぜかそのたびに来る人が変わる)手配しますねと言ったまま......ず~っとなしのつぶて。3回ほど同じことをやりましたが、ほったらかし。で現在に至ります。すでに3年たちました。もう腹が立つやら呆れるやら......連絡する気もなくなりました。

 

今でも、その会社の折り込みチラシを見かけます。その度に何だか釈然としない気持ちがわきます。リフォームするんだったら、自分で納得できるような会社と時期をじっくり選ばなくてはいけないとしみじみ思いました。というより......もし、次があるのなら、リフォームなんて一生しなくていいような、新築の設備万全な家を購入したいな......なんて夢のようなことを思っている次第です。

60歳過ぎてのリフォームをするなら...専門家からのアドバイス

住宅リフォーム推進協議会の「住宅リフォーム実例調査」では、ここ数年60代以上のリフォームが増えているといいます。老後を迎える前にリフォームをすること。それは、豊かな第二の人生をスタートさせる準備になります。エスオウ設計事務所代表の寺林成子さんにお聞きしました。

  

寺林さんからの満足度が上がる老前リフォームアドバイス

【アドバイス1】
老前リフォームは、浴室・脱衣室、トイレから

築30〜40年の家は、水回りが狭いことが最大の難点です。浴室なら最低2畳、トイレなら1・5畳に広げて引き戸にしておくと、万一、介助が必要になったときも余裕が持てます。脱衣室も2畳程度は欲しいところですが、スペースがない場合は、15ページの千葉県・Iさんのケースのように、洗面・脱衣室とトイレをつなげてスペースを確保するのもひとつの方法です。ヒートショックを起こしやすい浴室や脱衣室、一日中使用するトイレは、床暖房などを入れておくと快適さが格段に上がります。

 

【アドバイス2】
キッチンリフォームは本当に必要?

キッチンリフォームを希望する方の多くが「対面式のオープンキッチンにしたい」とおっしゃいます。家族の動きが見えるので、介護が必要になった場合も安心ですが、やはり、片付けが苦手な人には向きません。年を重ねるとともに掃除は面倒になってくるのですから、引き戸を付けていざというときは隠せるセミオープンキッチンにしておくのもおすすめ。とはいえ、今は配食サービスなども充実していますから、料理をあまりしないなら、小さなキッチンに変更するのもひとつの選択です。

 

【アドバイス3】
自分の健康と家の健康を考えた建材選びを

老前リフォームをするなら、できれば健康に暮らせる家を目指したいものです。屋根換気を見直す、寝室だけでも湿気を吸収する漆喰(しっくい)壁にしておく、断熱性を高めるサッシや二重サッシに交換して結露を防ぎ、湿気がこもらないようにするなどのリフォームをしておくと、健康にいい環境が手に入るだけでなく、家も長持ちします。また、床材もフローリングではなく、クッション性の高い床材に張り換えると、転倒したときの骨折リスクを低くすることもできます。

 

【アドバイス4】
自分に合う設備を選ぶために必ずショールームへ行く

最近のトイレ設備は優秀で、使用後に自動洗浄する機能が付いているものもあります。ところがこの機能を家で使っていると、よそのトイレで流し忘れることがあるのです。便利すぎる機能は考えものですが、食器洗いから解放される食器洗浄機や、掃除がラクなIHクッキングヒーターはおすすめ。浴槽もどんな高さが出入りしやすいのか、素材はどうかなど、ぜひショールームに足を運び、自分の目で確かめてください。カタログで見るのと実際に見るのでは、大違いなのですから。

関連記事「使わなくなった子ども部屋を夫婦別々の寝室に。老前リフォームふたつの実例」

<教えてくれた人>
寺林成子さん

S・O PONTE(エスオウ設計事務所)代表。一級建築士、リフォームマネジャー、インテリアプランナーとして自然素材やアート作品を生かした数多くのリフォームを手がける。

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