いつの間にかものが増えて使いづらくなってしまったキッチン。なんとかしたいけれど、丸一日かけて掃除したり、大がかりな収納を考えるのはおっくうですよね。そこで今回ご紹介するのは、気軽に取り組める「ゆる片付け」。主婦ミニマリスト筆子さんに教えてもらった「ゆる捨て」で不用品がどのくらい見つかるのか、読者さんに体験してもらいました。結果は果たして!?
【前回】1回15分の「新・捨て方指南」。キッチンの不用品は「ゆる片付け」で見つけよう
こんなものがゆる捨て対象です
・使用頻度が低いもの
・同じ用途のもの
・重いもの
・破損しているもの
・汚れているもの
・使いにくいもの
・古いもの
▶吊り戸棚
保存容器やお弁当箱などのプラ容器がいっぱい!
昇降式の吊り戸棚はプラ容器などかさばるものが多く、場所ふさぎに。
「収納力があるのでたくさん詰め込んでしまっていましたが、実はいちばん不用品が見つかりそう。まずはここからやってみます!」
捨てたもの
出番がない保存容器やお弁当箱、一時的に必要だった製氷皿など、使用頻度の低いものを抜き出しただけでこんなに!
【Before】
【After】
不用品を出すだけで驚くほどスッキリ! 「 吊り戸棚のものは普段使わないものが多いので、捨てるのが苦手な人はこんな場所から手をつけるのもいいですね」(筆子さん)
▶コンロ下
フライパンやお菓子道具の収納ゾーン。いまも現役のものばかりだけど...
大きくてかさばるものをしまっているコンロ下引き出しの最下段。「よく使っているものしかないはずだけど、見てみないと分からないわね」と改めて奥のものまで再確認してみました。
捨てたもの
粉ふるい、ざる、ボウルやめん棒の他、手作りした型などお菓子道具の不用品が見つかりました。「よく見たら同じ用途のものが何個もあったの。まだ使えるけど、持っていても使わないなと分かりました」
【Before】
【After】
かさばるものが少し減っただけで、グンと見やすくなった引き出し。
「お菓子作りなど趣味性の高い道具は、好きだからこそたくさん持ちがち。よく使うもの以外はいらないと考えて」(筆子さん)
▶冷蔵庫のポケット
賞味期限が切れた袋ものの乾物や調味料を発見!
冷蔵庫はこまめに整理し、手作りするものも多いので使い残しは少ないと話す読者さん。
「ポケットも使うものしか入れてないけど...賞味期限はよく見たことがないかもしれないわ」
捨てたもの
たまに使う食材や調味料は軒並み期限切れだったことが発覚。すぐ傷まないぶん、見落としに注意!
【Before】
【After】
中段がほとんどからっぽになった冷蔵庫のポケット。「乾物や調味料は使い残しやすいので、たまには在庫使い切りのチャレンジデーを作っては。中途半端に残した食材を捨てなくて済みますよ」(筆子さん)
取材・文/シェルト*ゴ(佐藤由香、堀井明日香) 撮影/三佐和隆士