1回15分の「新・捨て方指南」。キッチンの不用品は「ゆる片付け」で見つけよう

いつの間にかものが増えて使いづらくなってしまったキッチン。なんとかしたいけれど、丸一日かけて掃除したり、大がかりな収納を考えるのはおっくうですよね。そこで今回ご紹介するのは、気軽に取り組める「ゆる片付け」。主婦ミニマリスト筆子さんの「1回15分でものがスイスイ減らせる"新・捨て方指南"」です。みんなの悩みがラク~に解決しますよ!

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1回15分!「ゆる捨て」でキッチンの不用品が見つかる

1日15分、捨て時間を作るだけ。

キッチンの不品がどんどん見つかるラクチン片付け術を伝授します!

1回15分の捨て習慣でため込みグセが自然に解決!

「すっきりキッチン」にするには、必要以上にものを持たないことが大切。

でも、捨てるとなると気が重くなりがちです。

「そんな人に挑戦してほしいのが、15分のゆる捨て。短時間で目についたものを捨てるだけなので、大がかりな作業にならず気楽に習慣化できます」(筆子さん) 

少しずつ実践するうち、いまの暮らしに見合う量になり、自然と使いやすいキッチンに変わっていきますよ。

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キッチンのゆる捨て3つのメリット

1.短時間で取り組めるから疲れない

ものを選んで捨てるのはエネルギーがいります。一気にやると疲れて挫折したり、片付けの燃え尽き症候群にもなりがち。その点、1カ所15分なら判断疲れせず、精神的体力的に負担になりません。

2.ゆとりができて料理がしやすい

毎日ゆる捨てするたびに、少しずつものが減ってスペースに余裕が生まれるのが実感できます。気持ちよくキッチンが使えるようになり、料理が楽しくなって毎日の食事も充実。

3.ムダな買い物がなくなり節約に

食品や消耗品は在庫が明らかになり、だぶり買いや賞味期限切れなどのムダがなくなります。自分の買い物グセが分かることで、自然と節約体質になり家計に余裕が生まれます。

今日からすぐにできる

ゆる捨ての手順

場所を決めてタイマーをセットするだけ。

捨て方にこだわらず、好きな場所から始められます。

(1)捨てるエリアを決める

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「今日はこの棚」「今日はシンクの引き出し2個分」など、自分でゆる捨ての範囲を決めます。1回で終わらなくても大丈夫。何度でも同じ場所をやって構いません。

(2)タイマーを15分にセット

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時計を見ながらでも良いですが、タイマーを使った方がずるずる長引かず、時間内できっちり終えられます。タイマーをセットする前に、ゴミ袋も広げて準備しておきましょう。

(3)タイマーをスタート。不用品を探して捨てる1回15分の「新・捨て方指南」。キッチンの不用品は「ゆる片付け」で見つけよう 2211_P013_03.jpg

ものに触れる時間が長くなると、執着心が出て捨てにくくなります。いるかいらないか直感で判断し、捨てようと思ったらワン・ツーの勢いで捨てて。「迷ったら捨てる」と決めるのも有効。

キッチンを変える 

成功のポイント

「もの」ではなく「場所」ごとに取り組む

ものが多い人は、何がどこにあるのか把握できていないことがほとんど。今日は保存容器、今日は食品、と決めても、ものを探すだけで終わってしまう可能性もあります。捨てやすさを考えるなら、食器棚、シンク下、冷蔵庫など、収納スペース別がおすすめ。

片付けを習慣化しやすい時間帯に行う

ゆる捨てはいつ行っても良いですが、朝一番、家事の前後、仕事の前後、食後、お風呂に入る前、ドラマを見た後など、他の行動の前後がおすすめ。生活の中で決まったタイミングに組み込むと習慣にしやすくなります。

ゴールは自分で考えればいい

どのくらいものを減らせばいいか、どんなキッチンになればいいか、という模範解答はありません。自由に考えて! 何から手をつけるか迷ったら 「今日は冷蔵庫の扉に貼ってある紙切れやマグネットを捨てる」などテーマを決めるのも手。

"ながら"はダメ
集中できる環境を作る

ゆる捨てで大事なことは集中と決断。途中で邪魔が入ると気が散ってしまうので、ひとりでじっくり取り組める環境作りを心がけます。料理をしながらなどの「ながら作業」はせず、テレビ、ラジオ、スマホの通知機能など、気を散らすものは全部切って。

取材・文/シェルト*ゴ(佐藤由香、堀井明日香) 撮影/三佐和隆士 イラスト/やのひろこ

 

<教えてくれた人>

筆子さん

カナダ在住60代の主婦ミニマリスト。20代でものの多さに気付き、シンプルライフを志す。持たない暮らしや節約術を綴ったブログ「筆子ジャーナル」も人気。『1週間で8割捨てる技術』(KADOKAWA)など著書多数。

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この記事は『毎日が発見』2022年11月号に掲載の情報です。

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