いよいよ「平成」が終わりを迎えます。ニッポンが駆け抜けてきたこの30年間、何が起こり、何が変わったのか......。「とらえどころのない時代」と言われがちな「平成」とは一体何だったのか、この機会にわかりやすいイラスト図解とともに振り返ってみましょう。
※この記事は『雑学ニッポン「出来事」図鑑』(KADOKAWA)からの抜粋です。
消費税、ついにスタート【1989(平成元)年】
財政不安払拭(ふっしょく)へ、税率3パーセントの消費税を導入
竹下内閣において、税率3%で「消費税」の導入が決定、1989 年に開始されました。これにより、小銭の需要増や、店頭での計算・価格表示、自動販売機の対応など、社会的に大きな影響が発生し、対応に追われることとなりました。
[1988年12月]
消費税法案可決
竹下内閣において消費税法案が成立。翌年4月の導入が決定。
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[1989年4月]
消費税法施行
初めて消費税が導入、開始される。税率は3%。
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[1989年6月3日]
竹下内閣解散
リクルート事件などの影響もあり、内閣総辞職。
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[1997年4月1日]
5%に引き上げ
地方消費税の導入と消費税などの税率引き上げ(3→4%+地方消費税1%= 5%)を橋本内閣が実施。
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[2012年6月]
改正法案可決
野田内閣で、2014年に8%、2015年に10%に税率を引き上げる法案を提出。8月10日に可決。
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[2014年4月1日]
8%に引き上げ
安倍内閣で消費税率を8%に引き上げ。2014年11月の10%への引き上げは延期された。
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