『龍のごとく運気が上昇する新しい時代の神社参拝』 (SHINGO/KADOKAWA)第6回【全13回】
占星術でいうところの「風の時代」が2021年から本格的に始まっています。
「風の時代は『本来の私』に還るために、神社を活用する時代です」と話すのは、うつ病を患い、そのリハビリのために訪れた場所で「龍神」を視たことをきっかけに、龍が「視える」ようになったというSHINGO氏。現在は龍を呼び、龍をつなぐドラゴン・マスターとして活動する氏の著書「龍のごとく運気が上昇する新しい時代の神社参拝」(KADOKAWA)より、神社のなかでも、とりわけエネルギーが高いとされる「龍のいる神社」13社を厳選してご紹介します。
※本記事はSHINGO著の書籍『龍のごとく運気が上昇する新しい時代の神社参拝』から一部抜粋・編集しました。
龍のように導いてくれるメンターに出会える!「幣立(へいたて)神宮」
熊本県上益城郡山都町大野7 1 2
主祭神
神漏岐命(かむろぎのみこと)
神漏美命(かむろみのみこと)
大宇宙大和神(おおとのちのおおかみ)
天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)
天照大神(あまてらすおおみかみ)
【こんな人にオススメ】
・自分の可能性を広げたい方
・人生を導いてくれるメンター( 師匠)に出会いたい方
・人生を激変させたい方
「幣立神宮」には、初代神武天皇の皇孫にあたる健磐龍命(たけいわたつのみこと)がこの地に「幣帛(へいはく)」を立てて天津神・国津神を祀った伝承があるそうです。
「幣帛」とは神様にお供えする品。昔は貴重な麻などの「布」が多用されていたそうですよ。
健磐龍命のお名前は、九州地方の神社でよくお見かけします。
"龍"の字が入っているので、勝手に親近感を覚えているのですが、阿蘇の開拓の神様なのだそう。
大きなヒノキのご神木は、同じ所に根を張り、代々に命脈をつないで生い茂るそうで、太古に神霊カムロギ・カムロミが留まったとされています。
幣立神宮は、この二柱を祀る聖地の根本となる神社で、高天原・日の宮と呼ばれています。
宇宙創生の龍"宇宙龍"がいる神社
「幣立神宮」の境内の左奥には、小さくて黄色味がかった鳥居があります。そこから林の道を下るように5分ほど歩くと、眼下に小さなお社が見えてきます。
ここが僕のおすすめの龍神スポット、幣立神宮の中にある「東水神宮(ひがしすいじんぐう)」です。
こちらの鳥居には、ぐるぐるとトグロを巻いた龍が彫ってあるのですが、このトグロを持つのは"宇宙龍"だと感じました。
日本神話ではイザナキとイザナミが、どろどろの宇宙に矛を突き立て、"ぐるぐる"と回して「おのころ島」を創ったとされています。
おのころ島とは「自ずから転がる島」。つまり、「地球」を指すと言われています。
この宇宙創生の"ぐるぐる"したエネルギーは「龍」だったという説があります。
地球の起源は龍だったんですね。宇宙も同じ。原初は龍のエネルギーだったと感じます。
「東水神宮」には、この宇宙創生の龍"宇宙龍"がいると感じるのです。
二本の竹筒から流れる「ご神水」
「東水神宮」には「ご神水」があります。
その昔、このご神水を混ぜることで水源を清めたり、または不老長寿の妙薬として求められたと伝わります。
その神宿るご神水を、こちらでは実際に飲むことができます。二本の竹筒から流れ出てくるのですが、面白いことに、それぞれの竹筒から出てくるご神水の味が違うのです。
とても微妙な感覚なのですが、飲んだときのまろやかさ、味、手で触れたときの感じもそれぞれ違います。ぜひ、お参りに来られた際は体感してみてください。
優しくも厳しい龍神様
「東水神宮」にいらっしゃるのは、優しくも厳しい龍神様です。僕がお参りしたときには姿こそ見えませんでしたが、「もっと精進しなさい」という力強いメッセージをくれました。
厳しい言葉を、優しく愛を持って伝えてくれた。まるで、僕を導くメンターのようでした。
スケールの大きな存在に出会うと、現状に甘んじてはいけない、もっと努力して大きな存在になりたい、と思うものです。
僕はそれまでも日本各地の神社にお参りし、自分ではかなり行動していたつもりでしたが、東水神宮の龍神様に出会い、もっと努力して大きな自分になりたいと思うようになった。
そこで、まだ行ったことのない国内の神社、さらには海外の聖地にも行くようになりました。
こちらの龍神様は、いままでのちっぽけな自分をアップデートして「より大きな自分」へと誘ってくれます。いまよりステージアップしたい人はぜひ、「東水神宮」にお参りすることをおすすめします。