春は、種まきの季節。初夏に収穫できる野菜、夏に咲く花などの種をまいて、その成長を楽しんでみませんか? 今回は園芸課のいでG(いでじー)さんに、「プランターで育てる春の種まき(野菜・草花)」について教えてもらいました。
【前回】春に種をまいてみましょう! 「プランターで育てる」初夏に収穫できる野菜と夏に咲く花
【春の種まき】野菜を育てる
ラディッシュ(赤丸はつか)
二十日大根の名でも知られる通り、成長が早く、育てやすい野菜です。
種まき
桜の花が咲くころに種まきをします。15cm間隔のスジまきにし、順次、間引きして株間を4~5cmぐらいにします。
水やりと追肥
発芽するまでは土が乾かないようにしますが、発芽後は土が乾いたら水やりをし、収穫までに1回ぐらい水やりを兼ねて液肥を与えます。
収穫
種まき後、20~40日で収穫できます。赤いかぶが土から顔を出し、2~3cmぐらいになったら収穫できます。収穫をした場所には、育苗トレーで育てた苗を植えましょう。
生食できるので、料理の彩りやサラダにして楽しめ、ピクルスにもできます。
モロヘイヤ
※種には毒があるので、花を咲かせないようにします。
栄養的に優れた野菜です。β-カロテンをはじめ、食物繊維やカルシウム、ビタミンK 、葉酸も含まれます。夏のスタミナ食材にぴったりです。
種まき
北アフリカ原産のため、気温が20度以上になったら、バラまきします。本葉3~4枚になったら、20~30cmの株間をとって間引きます。
水やりと追肥
夏になると成長が早くなるので、毎朝水やりをします。
収穫
葉が茂ってきたら、順次枝を切って葉を料理に使います。草丈が30cmぐらいになったら、下葉3~4枚を残して上を切り、脇芽を伸ばし、株を広げます。秋まで収穫できます。
葉を摘んで、さっとゆでて刻むとネバネバします。これを納豆に混ぜたり、みそ汁の具などに。
ガーデンレタスミックス
※大株にする場合はスジまきに。
何種類かのレタスの種がミックスされています。ベビーレタスで収穫しても大株にしても楽しめます。
種まき
ベビーレタスで収穫する場合は、バラまきに。大株にする場合は、20cmの畝幅にスジまきし、本葉3~4枚になったら、水やりを兼ねて液肥を与え、株間30cmぐらいにします。
水やりと追肥
土が乾く前に水やりをし、10日に1回程度、水やりを兼ねて液肥を与えます。
収穫
順次間引きながら収穫するとベビーレタスに。収穫したら種をまきます。大株にする場合は、中心部の葉が伸びてきたら株ごと収穫します。外側の葉を随時収穫しても。
朝いちばんで収穫した新鮮なレタスをサラダにして食べましょう。