春は、種まきの季節。初夏に収穫できる野菜、夏に咲く花などの種をまいて、その成長を楽しんでみませんか? 今回は園芸課のいでG(いでじー)さんに、「プランターで育てる春の種まき(野菜・草花)」について教えてもらいました。
種まきから発芽まではだいたい10日前後。
育てやすく収穫が楽しみな野菜3種と花のきれいな草花3種を選びました。
プランター栽培なので、花が咲いたら好きな場所に移動して楽しめ、野菜を収穫した後は、余った種で育てた苗を植え、秋まで楽しめます。
種をまいてみましょう
1.プランターを用意する
プランターの大きさは何種類もあります。土を入れて移動ができる大きさのものを選びます。その上で、根が深く張る植物は深さのあるものを。それ以外はふつうで。
2.土を入れる
プランターの底に鉢底土を一面に敷き、その上に赤玉土(鹿沼土でもよい)を2cmほど入れ、粒状の野菜または草花の肥料をバラまきます。これが元肥になります。その上に、培養土をウオータースペース(5cmぐらい)を残して入れます。
鉢底土
水はけを良くするために、底に敷く土。
赤玉土
水はけを良くし、保水効果もある土。
野菜・草花の土
腐葉土などが混ざった培養土。
3.種をまく
バラまき
土の表面に種をバラまき、1cmほど土をかぶせます。その後、土の表面に霧吹きで水をかけて湿らせると、種が流れるのを防げます。
スジまき
定規などで土の表面にスジをつけてそこに種をまき、1cmほど土をかぶせます。霧吹きで土を湿らせます。
4.本葉4枚ぐらいで1株に
本葉が出て、4枚ぐらいになったら成長の良い苗だけを残し、他の苗は地際で切ります。
5.水やりと追肥・置き場所
土の表面が乾いたら水やりをします。また、10日に1回くらい液肥を水やりを兼ねて施します。日の当たる場所に置き、雨の日は軒下に取り込みます。
《余った種は時期をずらして育苗トレーにまく》
ラディッシュなどは収穫をした後、その場所に苗を植えて何度も収穫ができるようにします。そのために収穫の10日ぐらい前にトレーに種をまいて育てます。草花も同じです。
イラスト/hanna