2024年がスタート! 新しい年のあなたの運勢を見てみませんか? 「陰陽五行説」(いんようごぎょうせつ)は生まれ年で簡単に調べられます。今回は社会運勢学の第一人者、山口知宏さんに「2023年の総合運」についてうかがいました。
*この記事は『毎日が発見』2023年12月号に掲載の情報です。
生まれ年から本命星を探す
個人の運勢は、自分の生まれ年に巡っていた九星の本命星で見ます。
年の変わり目は節分とし、2月3日生まれまでは前年で見ます。
恵方とは?
2024年は東
一年の徳がある方位のことで、毎年変わります。2024年は「東」で、正確には東30度を3等分した北寄りの10度が「甲」に当たり、そこに恵方がかかります。自宅から750m以上離れた恵方の神社仏閣や教会などをお参りすれば「恵方参り」となり、知恵とチャンスを与えてくれると言われます。時期は暦上の新年である立春に行くのが「初参り」で、夏至や冬至の頃に「追参り」をすると、さらに恵方参りの効果があると言われています。
恵方置きはカエルの置物と花瓶
恵方のパワーを家の中に引き込むのなら「恵方置き」が有効。2024年は「東」なので、家の中心に方位磁石を置いて測定し、その延長線上の壁際に恵方グッズを置くといいでしょう。2024年はカエルの置物や花瓶、ハーバリウム(植物標本)などを飾ると効果的。
テーマカラーとは?
年によって各々の星が位置する場所の色。毎年変わる。テーマカラーの服を選ぶと開運を導ける。
ラッキーカラーとは?
自分の星がいる場所と、自分を結びつけ、快適に過ごさせてくれる接着剤のような役割の色。毎年変わる。
九星別の総合運はこちら!
◆一白水星
2024年は春が訪れ、いよいよ萌芽の時。
一方、年明け早々は運勢が振るわず、些細なことで人間関係がギクシャクしたり、戸惑うこともありますが、それは高運期を迎える前の生みの苦しみです。
また、周囲から注目が集まるので、言動にはいつも以上に気を使いましょう。
11月に一旦運気が落ちるので、重大な決断は年末まで持ち越すのが吉。
◆二黒土星
年始の不調は立春後も続きますが、桜が開花する頃には立ち直りを見せます。
4~6月は抜群に運勢が強いので、ここで一気に、人生を好転させるように活動しましょう。
ただし、8月は思いがけないトラブルに遭遇し、10月まで引きずりますが、立冬を迎える頃から再び運勢は上昇。
天が期待して見守ってくれているので、自身の殻を破りましょう。
◆三碧木星
2024年は中宮に位置し、世の中の中心に立ちます。
年初は高止まりの運勢でやる気も十分ですが、自分一人で決めずに周囲とともに動くことを心がけましょう。
また、トラブルが発生しやすい年ですが、自分より周囲を優先すれば問題処理もスムーズに進むはずです。
9月は一時的に運勢が落ちるので、大きな決断は翌月まで持ち越しましょう。
◆四緑木星
序盤は2023年の停滞感を引きずりますが、徐々に開放感が広がり、秋以降は運勢が上昇します。
合理性を好む星ですが、自分を成長させるためにも、地域の役員など頼まれ事もなるべく引き受けましょう。
7月から8月にかけて運勢が落ち込むので、ケンカや対立を引き起こさないこと。
落ち着いた生活態度を維持することが吉を招きます。
◆五黄土星
2024年から徐々に衰運期が始まり、一年を通じて静かなバイオリズムに包まれます。
夏に心が激しく動揺しますが、ここで起死回生の一手を打とうとしないこと。
運勢が落ち込んでいるときは無理を通さず、これまでの成果を周囲とともに味わう時間を大
切に。
2025年はさらに大きな変化が待っているので、そのための準備期間にしましょう。
◆六白金星
3月から運勢が停滞を見せますが、6月には運勢の弱さが底を打ち、明かりが見え始めます。
ただし、6月の対立はどちらかが深刻なダメージを受けるまで止まりそうにないので要注意。
また、7~9月は家族の問題などが表面化する可能性もあり、手放しで喜べないですが、9月頃から新たな動きがあり、10月には環境が変わり始めるので、焦らないこと。
◆七赤金星
2024年は自己改革に燃え、周囲からの称賛もあって熱を帯びています。
それに呼応するように、年初から様々な変化があり、春先は大忙し。
5月に一度運勢が落ち込みますが、徐々に熱気を取り戻し、8月以降はさらにもう一段、高みに上ることが求められます。
ここで自分史上最高の成長をつかみましょう。
10月は事故やトラブルに注意。
◆八白土星
2024年は9年に一度の衰運期に入り、つらさが募る一年。
目を背けたくなるほど事態は悪化するので、目の前の問題から学ぶことを考えましょう。
4月は運勢が激しく落ち込みますが、自暴自棄になったり、一発逆転を狙った無謀な行動は避けること。
ただし、我慢するのは実質半年。
6月から運勢は高まりますが、年末年始は不測のトラブルに注意。
◆九紫火星
年度末まで厄年の不調を引きずりますが、新年度を迎えた頃から一気に運勢は春に向かって
動き出します。
ここ数年の苦境で自信を失ってしまった人も、臆せず前向きに物事に触れていきましょう。
秋頃から運勢にかげりが生じますが、年末までの不安は年明けに一掃されるでしょう。
運勢が落ち込む3月と12月には大きな判断を下さないこと。
構成・取材・文/田辺千菊(Choki!) イラスト/日比野尚子