春爛漫!「ふきと豆」のレシピ2選/人気ガーデナーに聞いた春の旬ご飯レシピ

静岡県熱海市に住む人気ガーデナー・水谷昭美さんに"春の旬"をたっぷり使ったレシピを教えてもらいました。春は近所の野山に出かけて山菜を摘み、料理するのが何よりの楽しみ、という水谷さんの"春の旬ご飯"、今回は「ふきと豆」を使った2つのレシピを紹介します。

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水谷さんは、水はけのいい裏山の斜面に小さなふき畑を作っています。それはもちろん、春においしいふきをいただくため。

「2月の始めころだったでしょうか、 ふき畑の外、アスファルトの道路の脇に芽を出しているおちびちゃんを見つけたんです。ふきは地下茎で増えるから、うっかり顔を出してしまったのでしょう」

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その姿がいじらしくて、行き交う人に踏まれないよう思わず欠けた植木鉢をかぶせたそうです。春が進み、おちびちゃんもふっくらと膨らみましたから、今日はいよいよ収穫です。

「思いを寄せたふきのとうだから、 特別な味わい方をしたくてみそ漬けにしました。生のまま漬けるから、苦味や食感が残っておいしいんです」

スーパーで見つけた早出のそら豆 やスナップえんどうはサラダに。さやをお皿代わりに盛り付けて、テーブルをますます春色に染めます。

 
春爛漫!「ふきと豆」のレシピ2選/人気ガーデナーに聞いた春の旬ご飯レシピ 1904_p014_01.jpg食感がごちそう!
「さっと煮のきゃらぶき」

鍋に湯を沸かし、食べやすい長さに切ったふきの茎(固さが気になるときは筋を取る)をゆでる。

別の鍋にめんつゆと酒、種を取って粗く刻んだ赤とうがらしを入れ、 1 をさっと煮る。

 

 

春爛漫!「ふきと豆」のレシピ2選/人気ガーデナーに聞いた春の旬ご飯レシピ 1904_p014_02.jpg「ふきのとうのみそ漬け」

好みのみそに酒を加えてよく混ぜ、半分に割ったふきのとうを生のまま漬ける。漬けてから約1日経てば食べ頃。味をしっかり含ませたいときは2~3日漬けてもOK。

 

 
春爛漫!「ふきと豆」のレシピ2選/人気ガーデナーに聞いた春の旬ご飯レシピ 1904_p015_04.jpg「そら豆とスナップえんどうのヨーグルトあえ」

1 そら豆はさやから豆を取り出し、スナップえんどうはさやのまま、 歯ごたえが残る程度にゆでる。春爛漫!「ふきと豆」のレシピ2選/人気ガーデナーに聞いた春の旬ご飯レシピ 1904_p015_05.jpg


2 無糖ヨーグルトに白しょうゆを少々加えてドレッシングを作り、 1 をあえる。春爛漫!「ふきと豆」のレシピ2選/人気ガーデナーに聞いた春の旬ご飯レシピ 1904_p015_06.jpg


3 そら豆のさやの内側にある白い部分をスプーンでそぎ取り、器にして 2を盛り付ける。春爛漫!「ふきと豆」のレシピ2選/人気ガーデナーに聞いた春の旬ご飯レシピ 1904_p015_07.jpg

 

取材・文/飯田充代 撮影/斎藤大地 太田デザイン事務所

 

 

<教えてくれた人>

水谷昭美(みずたに・あきみ)さん

1951年愛知県生まれ。静岡県熱海市在住。子どもころから、お小遣いをすべて花代に使っていたという生粋のガーデナー。自宅の庭に季節の花を絶やさず咲かせ、熱海市の駅や公園の植栽も手がけた。春には近所の野山に出かけて山菜を摘み、料理するのがなによりの楽しみ。写真は家の西側にある裏庭。

この記事は『毎日が発見』2019年4月号に掲載の情報です。

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