静岡県熱海市に住む人気ガーデナー・水谷昭美さんに"春の旬"をたっぷり使ったレシピを教えてもらいました。「たけのこご飯のおにぎり」と「たけのことかにの中華あんかけ」をご紹介します。
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春は近所の野山に出かけて山菜を摘み、料理するのが何よりの楽しみ、という水谷さん。今回紹介するのは、裏山で採れたたけのこを使っての2品です。
裏山で見つけたたけのこ。
水谷さんの自宅の裏庭で、作った料理を振舞ってもらいました
まず、たけのこの下準備
生のたけのこをさっと洗って斜めに包丁を入れ、赤とうがらしと米ぬかを入れた湯で皮付きのまま20~30分ゆでる。粗熱が取れたら水に浸して、必要な分だけ取り出し料理に使う。
■1品目
「たけのこご飯のおにぎり」
煮汁でご飯を炊き、たけのこを食べる直前に合わせるのが水谷さん流。
<作り方>
1 下ごしらえをしたたけのこを食べやすい大きさに、油揚げは約5㎜角に切る。
2 フライパンにたっぷりのかつおだしと 1 を入れて火にかけ、酒と香り付けのしょうゆ各少々を加えて煮る。
3 2 を煮汁と具材に分け、といだ米を煮汁で炊く。水分量は米の量によって水を足して調節する。
4 米が炊き上がったら2の具材と合わせ、おにぎりを作り、木の芽をのせて竹の皮で包む。
■2品目
「たけのことかにの中華あんかけ」
かにはできるだけほぐさずに、大きいまま使ってぜいたく感を出します。
<作り方>
1 下ごしらえしたたけのこをスライスする。
2 フライパンにサラダ油を熱し、1を炒める。
3 油が全体にまわったら酒をたっぷり注ぎ入れ、 市販の中華だしを加えて、塩で味を調える。
4 かにの身を加え(缶詰でもOK)、水溶き片栗粉を加えてとろみを付けたら、最後に香り付けのごま油を回しかけ、白髪ねぎをのせる。
春ならではの2つのたけのこレシピ。ぜひ作ってみてくださいね!
取材・文/飯田充代 撮影/斎藤大地 太田デザイン事務所