70歳で90%、80歳以上はほぼ全員が白内障に。「QOLがアップする白内障レンズ選び」【眼科専門医・平松類先生】

歳を重ねると避けて通れないのが白内障。唯一の改善方法は人工の眼内レンズの使った手術です。ただし、レンズの種類はいくつもあり、手術後の生活に影響を与えることも。手術後に満足のいく生活を送るためには、レンズの種類を慎重に選ぶことが重要です。今回は眼科専門医の平松類先生にお話を伺いました。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年4月号に掲載の情報です。

「手術後にどんな生活をしたいか」で選ぶ

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白内障は、目のレンズである水晶体が白く濁って硬くなる病気です。

70歳で90%、80歳以上はほぼ全員がなる老化現象です。

物が見えにくくなったり、かすんだり、二重に見えたりと、同じ白内障でも人によって症状はそれぞれです。

目薬で進行を遅らせることはできますが、症状を改善するには、人工の眼内レンズを入れる手術しかありません。

「手術後に後悔しないように、自分がどういう人生を送りたいか主体的に考えて治療を受けることが大切です」と平松先生。

手術後、こんな悩みが生じる場合があります

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<教えてくれた人>

二本松眼科病院 副院長
平松 類(ひらまつ・るい)先生

昭和大学医学部卒業、医学博士・眼科専門医。著作やテレビ出演など積極的なメディア活動を通して分かりやすい医療情報を提供。YouTube「眼科医平松類チャンネル」は23万人以上の登録者数。

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