お菓子も食事に
どうしてもお菓子ががまんできない人は、お菓子も食事の一つにしてしまいましょう。
例えば、ケーキは前菜にして残した分のみ食後のデザートとして食べる、スナック菓子は砕いてふりかけにするなどの工夫を。
その分、おやつは控えます。
スナック菓子はふりかけに
食べにくく
早食い防止には、あえて食べにくくするのも手。
菜箸などの長い箸や子ども用の箸を使う、ひと口ごとに箸を置く、利き手と反対の手で食べる、カレーはティースプーンで食べるなど、食べにくくすることで時間をかけて食事ができます。
場所と時間
食べる場所と時間を決めておくことも大切です。
特に、間食しがちな人は「1時間以上歩いたら、〇〇を食べてもいい」のように、自分で決まりを設定しておきます。
すると、間食のためのがまんが目標達成のための努力をする時間に変わります。
【知っ得】食べる量を減らすとリバウンドしやすい?
「量を減らしてやせようとすると、がまんが限界に来たときにドカ食いをして結局以前よりも体重が増加する人が少なからずいます」と川村先生。
それよりも、「時間をかけて少しずつ口に入れることで空腹感を減らし、必ずひと口残す」方が、リバウンドしにくい体づくりに効果的です。
これだけは気を付けたい
こんな食べ方は、おなかやせの大敵
×もったいないから残さずに食べる
もったいないからと全て食べていると、いつまでたってもおなかは出たままに。
「ひと口残す」を常に意識して、習慣にするようにしてください。
×1食抜いたら次の食事はその分多め
1食抜いた後の食事は、いつもより食べるスピードが速くなりがちで、食べ過ぎに気付きにくいことも。
1食抜いたときは、いつもよりもさらにゆっくり食べる意識を持てば、抜いた分の量がダイエットに結びつきます。
×運動したらたくさん食べてもOK
運動の消費エネルギーは思ったよりも少ないのが事実。
運動したから余分に食べてよいと思うと食べ過ぎて、結局体重増加になることが多いので、摂り過ぎには注意を。
×冷たい飲み物が大好き
冷たい飲み物はのど越しがよく、飲み過ぎてしまいがち。
カロリーのある冷たい飲み物には注意しましょう。
また、体を冷やすことで代謝が低下し太りやすい状態にも。
食事中他の料理を見てしまう
食事中、他の料理を見ると頭の中でいま食べている物の情報が意識されず、味覚が鈍感になり、調味料頼みに。
すると、調味料の刺激で早食いや食べ過ぎを誘発します。
そのとき食べている物を味わいましょう。
取材・文/オフィス・エム(寳田真由美) イラスト/秋葉あきこ