コロナ禍の影響で、外出を控えておうち中心の生活になって、運動不足に陥ってはいませんか。実際に、筋肉の衰えなどを理由に腰痛やひざ痛を訴える人が増えているようです。今回は、清水整形外科クリニック院長の清水伸一(しみず・しんいち)先生に、「骨粗鬆症を防ぐ『骨トレ』」について教えてもらいました。
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骨の健康は歩ける体の基本
トントンたたいて強い骨に
「外出を控える生活で、骨が弱くなっています」と、清水先生。
クリニックでも、治療薬でコントロールしているにもかかわらず、コロナ禍で骨粗鬆症が進行してしまった人が急増しているといいます。
骨がもろくなると、転倒や寝たきり、要介護状態になるといったリスクが高まります。
「いくつになっても元気で歩くためには、骨の健康が欠かせません。骨を刺激して骨を育て、強化する必要があります。また、骨のビタミンとも呼ばれるビタミンDを摂取するため、適度な日光浴も、ぜひ習慣にしてください」(清水先生)。
骨トレで骨粗鬆症を防ぎましょう
ひざの骨トントン
ひざの上に拳をのせ、トントンとたたく。かかとまで刺激が届くくらい強めにたたく。
すねの骨トントン
拳をすねにある骨のきわに当て、トントンとたたいて軽く刺激を与える。
内側も同様に、骨のきわに拳を当て、トントンと骨に軽く刺激を与える。
上記のひざ・すねの骨トントンは、丈夫な骨づくりに最適。
いつでも何回行ってもかまいません。
骨量の変化(73歳、女性の例)
※1:若年成人(20~44歳)の平均値との比較。
※2:同年齢における基準値(平均値)との比較。
これまでの検査結果の履歴
※「清水整形外科クリニック」清水伸一先生調べ
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取材・文/オフィス・エム(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 イラスト/鈴木あり モデル/中里恭子