ひざ関節の筋力をつけて元気に歩く! ほぐして緩める「タオルトレーニング」と仕上げの「すもう体操」

コロナ禍の影響で、外出を控えておうち中心の生活になって、運動不足に陥ってはいませんか。実際に、筋肉の衰えなどを理由に腰痛やひざ痛を訴える人が増えているようです。今回は、清水整形外科クリニック院長の清水伸一(しみず・しんいち)先生に、「ひざ関節をほぐして筋力をつけるトレーニング」を教えてもらいました。

【前回】コロナ禍のおうち生活で足腰が弱くなったから? ひざや腰の痛みの原因は「運動不足と姿勢の悪さ」

まずは

ほぐして、緩める

ひざの前側

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ひざ前側の少しくぼんでいるところに両手の親指を添え、数秒押して指を離す。心地よい刺激で行う。

ひざの後ろ側

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ひざの後ろ側に両手の親指を添え、数秒押して指を離す。強く押すと血管を傷めるので優しく押して。

さらに
開いて閉じて ひざゆるゆる

10回ひざを開閉する

いすに浅めに腰かけ、ひざをしっかりと閉じる。

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足は床につけたまま、ひざを開く。つま先が外に向くまで動かす。

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【こんな効果が!】
ひざ周辺を軽く刺激することで、関節包の中にある関節液の新陳代謝を促進。ひざを開閉することで、ひざ関節を安定させる靭帯が伸び縮みしてひざ周りが柔らかくなります。

【次ページ:タオルトレーニング】

 

<教えてくれた人>
清水整形外科クリニック院長
清水伸一(しみず・しんいち)先生
埼玉医科大学卒業。茨城県立中央病院、東京都社会保険中央総合病院、埼玉医科大学総合医療センターなどを経て、同センター整形外科医局長、講師を歴任。2006年より現職。日本整形外科学会専門医。

この記事は『毎日が発見』2021年6月号に掲載の情報です。
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