関節リウマチ対策に! 専門医が伝えたい「手の指&手首のゆるストレッチ」のやり方

患者&予備軍が700万人に上るといわれ、痛みとともに手指が曲がってしまう難病の「関節リウマチ」。これまで「不治の病」と思われてきたこの病気の治療法は、実は新薬の登場で劇的に変化しているのだそうです。そこで、10万人の患者を救ってきたリウマチの専門医・湯川宗之助さんの著書『リウマチは治せる! 日本一の専門医が教える「特効ストレッチ&最新治療」』(KADOKAWA) より、「リウマチを治すための最新情報」をご紹介します。

グーチョキパーじゃんけん

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手の指の関節やその周囲の筋肉などに、ストレッチ効果をまんべんなく届けましょう。

【やり方】
両手を前に出し、「利き手」が「反対の手」に対して常に勝つように、じゃんけんを行う。利き手が「グーで勝つ」「チョキで勝つ」「パーで勝つ」で1セット。

●2セット

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【POINT】
左右の手で、"じゃんけんの同じ手"を出す動きをすると、指の関節に余計な力を入れてしまうケースがあります。しかし、この要領でじゃんけんをするときは、どうしても少し考える必要があり動きがゆるやかになるので、余計な負荷を関節にかけずに行えます。

指回しストレッチ

指を細かく動かすトレーニング。最初は難しい指も、続けるうちに動かしやすくなります。

【やり方】
両手の指の腹を合わせてから、親指・人差し指・中指・薬指・小指どうしを順番に、左右の手の指がぶつからないようにくるくると回す。それぞれの指どうしで右回りと左回りを " 3周" 行ったら、次の指を行う。

●右回りを3周、左回りを3周

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【POINT】
「グーチョキパーじゃんけん」と同じく、指の関節に余計な負荷をかけず、可動域の維持に役立つストレッチです。ただ、こちらのほうが少し細やかな動きが必要になるので、少しだけバージョンアップしたものととらえていただくといいでしょう。気分転換にもなるので、入浴中や家事の合間、テレビを観ながらなど、スキマ時間に行うのがおすすめです。

手首ぶらぶらストレッチ

できるだけ力は入れないようにして、手首を上下に大きくぶらぶらと動かしましょう。

【やり方】
前方に向けて両腕を床と水平に上げ、両手の手首を反らしたり、曲げたりする動きを繰り返す。

●上下に10回×2セット

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【POINT】
腕の骨と、手の甲の" いちばん手首に近い部分の骨"との間のスペースを広げるようなイメージで行うと効果的です。腕を床と水平に上げたままの状態だと、「どうしてもつらい」「疲れる」「腕の筋肉に力が入りすぎる」と感じる場合は、ひじを曲げたり、腕を真下に下ろしたまま行ってもOK。


「ゆるストレッチ」5つのコツ

① 痛みがひどいときは行わず、ある程度治まっているときに無理のない範囲で行う

② 頑張りすぎず、動作はゆるくゆっくりと。勢いや反動はつけずに行う

③ 複数のストレッチを行う際は、合間に深呼吸をしてリラックス

④ 実践する時間帯でお勧めなのは、「夜の入浴後~就寝前」と「朝の起床時」

⑤ もし、基本的なやり方で痛みが出る場合は、関節を動かす範囲を「痛みが現れる寸
前のところ」までにする


【まとめ読み】『リウマチは治せる!』記事リストはこちら

イラスト/松野 実

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関節リウマチの正しい知識や、最新治療を受けるためのアドバイスを5章にわたって解説

 

湯川宗之助(ゆかわ・そうのすけ)
湯川リウマチ内科クリニック院長。父、兄ともにリウマチの専門医というリウマチ医一家に生まれる。2000年、東京医科大学医学部医学科卒業。親子2代で50年以上にわたりリウマチの研究を続け、患者数や症例数は日本一を誇る。日本リウマチ学会専門医・評議員。

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『リウマチは治せる! 日本一の専門医が教える「特効ストレッチ&最新治療」』

(湯川宗之助/KADOKAWA)

患者と予備軍をあわせて約700万人に上るといわれる関節リウマチは、痛みとともに手指が曲がってしまう“難病”として多くの人に知られています。しかし、新薬の登場で関節リウマチの治療法は大きく変化しているそう。関節リウマチの正しい知識や、最新治療を受けるためのアドバイス、病院選びのポイントや、痛みを悪化させない生活習慣のコツなど、「リウマチを治すための最新情報」が満載の一冊!

※この記事は『リウマチは治せる! 日本一の専門医が教える「特効ストレッチ&最新治療」』(湯川宗之助/KADOKAWA) からの抜粋です。
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