冬になると外出が減りがちです。
暖房の効いたお家で糖質の多い食事を摂り、運動しない生活では、体に脂肪がつき糖尿病の原因に。
糖尿病を予防・改善するには食事を見直すことが必要です。
長年、糖尿病の治療を行っている栗原クリニック東京・日本橋の栗原毅先生に教えていただいた「血糖値を下げる6つの食材」から、今回は血液中のアルブミンを増やす「豚肉」の効果やレシピをご紹介します。
血液中のアルブミンを増やす食材『豚肉』
豚肉にはビタミンB1が含まれていて、糖をエネルギーに変える働きがあります。
体内の糖が消費され、血糖値の上昇を抑えてくれます。
「ビタミンB1は、アリシンを含むにんにくと一緒に食べると、体内への吸収が良くなります」と栗原先生。
また、豚肉に含まれる「たんぱく質」は、筋肉の材料となる「アルブミン」を増やします。
筋肉を増やし代謝を促進『豚肉のガーリックソテー』
1人分409kcal/塩分1.0g おすすめは1日100g
材料(2人分)
豚ロース肉(とんかつ用)...2枚
A
おろしにんにく...小さじ1
塩、こしょう...各少々
小麦粉...大さじ2
サラダ油...大さじ1
わきに添える野菜...適宜
作り方
①豚肉の赤身と脂身の間を筋切りする。
②肉の両面にAを付けて小麦粉をまぶす。
③フライパンにサラダ油を熱して、盛り付けるときに上になる側から中火で全体に焼き色がつくまで3、4分焼く。裏返して同様に3、4分焼いたら食べやすく切り、皿に盛る。わきに野菜を添える。
ポイント
ビタミンB1とアリシンが同時に摂れる。
取材・文/松澤ゆかり 調理・スタイリング/渡邊美穂 撮影/菅原史子 栄養計算/スタジオ食