20代で結婚して、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で中道さんが見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」をご紹介。今回はアラフィフからのおひとり様だからこそ大切にしたい人との繋がりについてです。
前回の記事:目指すは生涯現役。50代の私がセミナーに参加し、たどり着いた結論は...
現在56歳。
まだまだ若いとは思っていますが、体力の衰えを感じることはあります。
月に2回、東京で仕事をしていますが、帰ってきたらどっと疲れが出て、2、3日は外出を控えるほど。
以前なら旅行帰りにそのまま仕事に行く元気があったのに、と。
時々ペットボトルのキャップが開けることが出来なかったりして、力もなくなってきました。
以前はスポーツジムで鍛えたりしていたので、「自分は肉体的にも人より若い!」と信じていました。
唐突に昔よくやっていた逆立ちをしてみようと壁に前に立ったのですが、腕の骨が折れそうで、勢いをつけて手を着くことすら出来ませんでした。
できるかどうかの好奇心より恐怖のほうが断然大きかったのです。
「あかんわ」とつぶやき、この10年でカラダは人相応「普通のおばさん」になったと確信しました。
先日のこと。
いつも読んでいる50代のおひとり様女性のブログを見ると「朝起きたら右手に力が入らない。物が握れない、しびれを感じる。病院でMRIをすることにもなったのだけれども、異常はなし。スポーツジムで筋トレ、前日は楽しい夜を過ごしたのに、たった一晩でそんなことになる?」と。
講座やコミュニティで会ったこともあり、心配になりラインをしてみました。
時間の経過と共に症状が和らいでいるようでホッと一安心。原因は気づかぬうちに腕枕で寝てしまったがために、ひどくしびれたようでした。
ちょっとクスっと笑えるような原因でしたが、大事に至らずに本当に良かったと思いました。
またあるときは、こんなことも。
ブログ講座の受講生のおひとり様女性に連絡メールをすると、5文字程度の意味不明のひらがなが返信されてきました。
いつもはとても丁寧な文章を書く女性なのにおかしいなぁ、タイプミスなのかな?直ぐに訂正されるだろうな...と思っていましたが、そのまま。
「何かあったのかな?」と悪い想像が頭をかすめました。
「でも、まさかね」と想像を打ち消しました。
数時間後、深夜に訂正文が届き、安心しました。仕事で疲れて返事を打とうとした途端に寝落ちしてしまったそうです。
翌日、元気な姿を拝見して笑い話で盛り上がりました。
おふたりともWEB上で知り合ったとはいえ、どこかの場所でリアルに繋がると、がぜん親しみがわくものです。
老後の不安は、「金」「健康」「孤独」の、"3K" があるそうですね。
「お金」「健康」については自分が何とかしないといけません。
「孤独」についても、「ひとり上手」であれば自分らしく生きてはいけると思っています。
でもやっぱり、何かしら病気になったり、事故が起きたりした時に世間から孤立していては、せっかくの人生も悲しい結果になるのではと思います。
おひとり様はだからこそ、群れるのではなく、自分が好きなコトで人との繋がりを持つことが必要かなと思いました。
これからますます女性のおひとり様は増加していくと思うのです。
コミュニティへの参加や、ブログやSNS発信で自己表現をしていくことにも意味あることと感じたのでした。
遠くの親戚より近くの他人ですね。
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