歯ぐきが下がると、虫歯や知覚過敏のような歯のトラブルだけでなく、見た目も老けて見え
ます。そこで、美容家の瀬戸口めぐみさんに、口元の老化を防ぐ「表情筋トレーニング」を教えてもらいました。
顔の筋肉を柔軟にして若々しい口元になる!
「口角が下がる、鼻の下の縦じわが目立つ、ほうれい線が長くなるといった口周りの老化は、顔の筋肉である表情筋の衰えのせい。口の周りに円形状にある口輪筋(こうりんきん)は、口を開閉するたびに使う筋肉です。日頃、人と話す機会が少ない方や笑うことが少ない方は、口輪筋が弾力を失って口角が下がりやすくなります」と、KohGenDoブランドディレクターで美容家の瀬戸口めぐみさん。
口周りの筋肉は、動かすことで弾力性がアップします。まずは鏡を見ながら、左の三つのトレーニングを行ってみましょう。「笑ったときの自分の顔を覚えておくことも顔の筋肉を柔軟にするポイント。とっさのときに笑顔を作れるようになることは、口元老化を防ぐだけでなく、脳の活性化にもなります」
●準備(1セット10回×2セット)
口が開きやすくなる 頬骨くるくるマッサージ
顔側面にある頬骨の上に軽くこぶしを作って当て、下から上にくるくると回します。手の位置はずらしません。
●トレーニング(5秒キープ×3回)
口周りの筋肉を鍛える 割り箸で口角アップ
割り箸を横にして前歯でくわえます。鏡を見ながら、口を「い」の形にして、口角を割り箸よりも上方へ押し上げるようにします。「いー」と声を出して行いましょう。
●トレーニング(右回り、左回り各3回)
舌回しでしわのばし ほうれい線も改善
口を閉じ、舌で歯ぐきの外側をなぞるようにゆっくりと1周します。これを右回りと左回り、3回ずつ行います。
舌を回すときに、頬の筋肉を内側から持ち上げるイメージで舌を回しましょう。
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取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/米山典子 モデル/永谷佳奈 イラスト/やまだやすこ