1日1万回の「まばたき」に負けない!「目元とまぶたのたるみ取り」マッサージ

目元やまぶたが下がってきたと感じたら、それは顔のたるみのサイン。改善には筋肉を元の位置に戻すことが必要です。そこで、KohGenDoブランドディレクターで美容家の瀬戸口めぐみさんに、目元やまぶたのたるみにアプローチするお手入れを教えていただきました。いますぐ、はじめてみましょう。

前の記事「顔のたるみ、実は頭皮のたるみかも?カンタン「頭皮のむくみ取り」マッサージ/目元・まぶたのたるみ集中ケア(2)」はこちら。

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今回体験してくださったのは定期誌「毎日が発見」の読者モニター、板﨑淳子さん(65 歳)

 
目の周りの筋肉を動かしてパッチリとした目元に

目は1日1万回以上まばたきをしています。その疲労から、目の周辺のたるみが引き起こされます。「まぶたのたるみは、目の周りの筋肉が衰えたせいで起こること。たるんだまぶたを持ち上げるには、眉の真下にあるしゅう眉筋をしっかりほぐすことが重要です。しゅう眉筋をほぐすと、いつもよりも目がパッチリと開いて見えるようになります」(瀬戸口さん)。

目元のたるみにお悩みの方も多いことでしょう。「目元のたるみ改善には、目の下にたまった老廃物を流してあげる必要があります。目頭から目尻にかけてのポイントを押すことで老廃物が流され、目の周辺の筋肉の疲労も軽減されます。目元がすっきりするだけでなく、視野も広がります」(瀬戸口さん)。

意識して頭や目元の筋肉を動かすことで、皮膚のたるみは予防・改善できます。日々の生活に取り入れて、いつまでも若々しく居続けましょう。

 

●引き上げて目力をアップ

「目元とまぶたのたるみ取り」

<ここがポイント>
こめかみに手を添えて、引き上げる筋肉の力を思い出させて。
押すときは、必ず垂直に力を加えましょう。「人さし指押し」など4つの押し方は最後にご紹介しているので、チェックしてみてください。

1 眉毛の下から上へと、持ち上げます
5秒×5回/人さし指押し
1日1万回の「まばたき」に負けない!「目元とまぶたのたるみ取り」マッサージ 1906_p076_01.jpg眉毛の下に人さし指を横にして当て、人さし指押しで圧を加えます。眉毛を押し上げるように力を入れていきます。まぶたがすっきりとした印象になります。額に指はつけません。

 

2 こめかみをもみほぐします
5回/げんこつ押し
1日1万回の「まばたき」に負けない!「目元とまぶたのたるみ取り」マッサージ 1906_p077_01.jpg手のひらの分厚い肉球の部分をこめかみに当てます。こめかみにしっかりと圧をかけ、手
を固定したままゆっくりと回転させます。目の疲れにも効果的です。

 

3 目の下の老廃物を流します
1カ所3秒×3回/親指押し
1日1万回の「まばたき」に負けない!「目元とまぶたのたるみ取り」マッサージ 1906_p077_02.jpgこめかみに指を当て、そのまま肌を少し引っ張り上げます。反対側の手を親指押しの形にして、目頭→黒目の下→目尻の順で、垂直に圧を加えます。強く押し過ぎないよう注意を。

 

●マッサージの効果をより高めるには!
「まばたきストレッチ」で目力を強化

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目をギューッと閉じる

ギューッと目を閉じます。力を思い切り入れて、3秒。慣れてきたら、5~10秒と、時間を長くしていきましょう。


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パッ! と目を開ける

勢いよく目を開きます。そのとき、まぶたを上下にくっきり開くことを意識しましょう。上下に見開く力が強化できます。

 

【マッサージ4つの押し方のおさらい】

●親指押し

目のたるみ解消のため、目元に圧をかけるときは、親指の腹で垂直に押します。目元は決してこすってはいけません。

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●5本指押し

頭皮をほぐすときは、5本の指全部を使います。指を少し立てて指先に力を入れ、凝っているところをほぐします。1日1万回の「まばたき」に負けない!「目元とまぶたのたるみ取り」マッサージ 1906_p073_04.jpg 

●げんこつ押し

こめかみをほぐすときは、手のひらの分厚い肉球部分を使います。首筋のリンパを流すときは、第2関節が首筋に当たるようにします。

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●人さし指押し

眉の真下にあるしゅう眉筋を刺激するときは、人さし指の横腹を使います。指を上に持ち上げるイメージで、力を入れましょう。1日1万回の「まばたき」に負けない!「目元とまぶたのたるみ取り」マッサージ 1906_p073_05.jpg

取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/木下大造 ヘアメイク/山崎由里子 

 

<教えてくれた人>

瀬戸口めぐみ(せとぐち・めぐみ)先生

美容家、KohGenDoブランドディレクター。世界の女優を顧客に持ち、「女優の駆け込みサロン」と呼ばれる「KohGenDo 麻布本店サロン」で25年以上、施術を担当。

この記事は『毎日が発見』2019年6月号に掲載の情報です。

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