タオル1本、1日1ポーズからでOK!「肩甲骨ストレッチ」のススメ

肩甲骨が正しい位置にないと、体は歪み、肩こりや猫背、腰痛などの原因になります。肩こりや腰痛を治して猫背を解消するには、肩甲骨周りの筋肉をほぐして、肩甲骨を正しい位置に戻してあげることが不可欠。そこで、骨格アライメント治療のエキスパートである細野クリニック院長の細野周作先生にタオル1本で簡単にできるストレッチの方法を教えていただきました。

1906_p054_01.jpg前の記事「肩甲骨がポイント!血行がよく代謝も上がる「理想の後姿」とは?/肩甲骨体操(3)」はこちら。

 
肩甲骨周りの筋肉を緩めて美しい姿勢に!

上にもリンクのある前回の記事で、肩甲骨は常に正しい位置にあることが大切だとお話しました。今回は、肩甲骨を正しい位置に戻すための簡単なタオルストレッチをご紹介します。最初は鏡の前で、自分の動きを確認しながら行いましょう。無理せず、毎日1ポーズからでもかまいません。肩甲骨のこわばりを予防・改善して、しなやかな体を目指しましょう。

 

<体操の目的>

・肩甲骨を動かして柔軟性を上げる
・筋肉を緩めて肩甲骨の可動域を広げる


<体操の方法>

【1】 両手を上下する(5~10回)
タオルを持った両腕を頭の上で上下させます。肩甲骨を下に引く力を養います。1906_p054_02.jpg

足を軽く開き、タオルの両端を持って頭の上へ上げます。
・思い切り腕を広げてタオルは長めに持つ

1906_p054_03.jpgタオルがたるまないように注意してひじを曲げます。腕は肩より下がらないようにします。
・息を止めずに20秒間保つ

横から見ると

1906_p054_04.jpg肩甲骨が内側にギュッと寄せられるのを感じましょう。

 

●NG
腕を下げ過ぎない1906_p054_05.jpg肩より下に腕を下げると、肩が前に入り込んでしまい、肩甲骨を動かすことができません。

 
【2】 上げた腕を左右に倒す(左右各5~10回)
タオルを持った両腕を左右に倒します。肩甲骨を内側に寄せる力をつけましょう。1906_p055_01.jpg

足を軽く開き、タオルを肩幅に持ちます。そのまま腕を伸ばして頭の上へ上げます。
・タオルはたるまないように、肩幅に持つ

1906_p055_02.jpg両腕は上げたまま、タオルをたるませないように体を右側に倒します。そのまま10 ~ 20 秒キープしましょう。

1906_p055_03.jpg体を元の位置に戻し、同様に左側に倒します。そのまま10 ~20 秒キープします。

●NG
タオルは長く持たない1906_p055_04.jpg

タオルを長く伸ばして持つと、肩甲骨が内側に寄りにくく効果が半減してしまいます。
・ひざはまっすぐに!

 
【3】両手を後ろに引く(10回)
タオルを持った両手を後ろに引きます。肩甲骨を内側に寄せる力を養いましょう。1906_p056_01.jpg

体の後ろで、両手の幅を狭めにしてタオルを持ちます。肩の力は抜いておきましょう。

1906_p056_02.jpg

タオルを持った手をゆっくりと後ろに引いていき、胸を反らした状態で10 ~ 20 秒キープ。
・肩甲骨をギュッと寄せる
・タオルは下に引っ張られる気持ちで!

●NG
肩を上げない1906_p056_03.jpg肩が上がってしまうと、肩甲骨を寄せることができません。肩をしっかりと下げることを意識しましょう。

 

 
【おまけコラム】

「首が短い」のは肩が上がっているから?
首が短く見えるのは体形のせいだと思うのは間違いです。本来、人間の首の長さに大差はありません。しかし、前かがみの姿勢が習慣化すると、次第に肩が上がり、首が体に埋まっているように見えます。肩をしっかりと落とす姿勢を身に付けることで、ほっそりとした首を取り戻せます。

 

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取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 モデル/永谷佳奈

 

 

<教えてくれた人>

細野周作(ほその・しゅうさく)先生

細野クリニック 院長。東京医科歯科大学医学部卒業後、東京都済生会中央病院、東京大学医学部附属病院を経て独立。著書に『ゆがみを治せば、病気が治る!-骨格アライメントへの招待-』(ゴマブックス)など。

この記事は『毎日が発見』2019年6月号に掲載の情報です。

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