手軽にパパッと家事をこなしたい・・・そんな人も多いはず!そこで、いつもの食卓を「ひと工夫」でおいしく、華やかにする方法をプロの皆さんに聞いてきました。今回は「ちょっとしたコツを知るだけで、いつもの料理が断然華やかに見えます」という盛り付け方法を、フードコーディネーターで料理研究家の渡邉未央さんに教えてもらいました。
料理がおいしく見える盛り付けのコツはたったの4つ
(1)動きをつける
肉や魚は少しずらして盛る、ソースで動きをもたせる、葉ものはふんわり盛るなど、料理に動きをつけることを意識してみましょう。
重ね盛りで動きのある一皿に
葉野菜はふわっと、その他の具材は重ねて盛り付けて動きを出しましょう。魚介を使ったサラダは、刺し身を立てかけるよう盛ると豪華な印象。
のっぺり
(2)器に余白を
器に対して1/3ぐらい余白ができるように盛り付けると、上品な印象に仕上がります。意識して、余白を作るようにしましょう。
余白を持たせて上品な印象に
多種類の野菜を使った料理は、彩り良く盛り付けるのがポイント。赤や黄、緑などを均等に散らします。このとき、余白を作ると華やかに見えます。
盛り過ぎ
(3)彩り良く盛る
色のバランスを考えて配置することで見栄えが良くなります。万能ねぎやパセリ、ごまなどを添えるのもおすすめです。
きゅうりやごま、添え物で彩りを
彩りが少ない料理の場合は、緑や黄、赤などの色味がある食材をあしらうことで、彩り良く見えます。バランス良く色を配置することで見栄えをアップ。
さみしい
(4)山高に盛る
素材を重ねたり、中心に寄せて盛ったり、付け合わせに立てかけるように盛り付けたりすると、料理に立体感が出ます。
高さを出して品良く見せる
おひたしやあえもの、きんぴらなどは、なるべく山高になるように盛り付けます。最後に薬味やごまなどをのせれば、さらに品良く見えます。
のっぺり
「盛り付けの基本は、余白、高さ、彩り!」という渡邉先生。上の4つのコツを、ぜひ今日から実践してみてください。
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取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/米山典子 調理・スタイリング/渡邉未央