「まっすぐ立てない」「外反母趾の痛みがある」「腰痛や肩こりがひどい」...。そんな人は、足指をのばす体操がおすすめ。体幹が安定し、体の持つ多くの力を取り戻すことができます。今回はみらいクリニック院長の今井一彰先生に、足の状態のチェック方法を教えてもらいました。
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あなたの指はどんな形?
まず、はだしになって立ち、足の指を見てみましょう。親指や小指の形をよくチェックしてください。
【理想的】親指と小指が開いた「末広がり型」
生まれたての赤ちゃんの足はこの形。親指も小指もパッと開いていると、足が本来持つ力を発揮できます。
【危険信号】小指が内に寄った「三角型」
小指が曲がっている、寝ている、小さな爪になっているのは、ゆがみが進んでいるイエローカードの状態です。
【危険状態】親指も小指も内側に寄った「棺おけ型」
親指も小指も内側に寄っている外反母趾、内反小趾の状態。西洋の棺おけ型で、いずれ歩けなくなる可能性は大なので注意が必要です。
チェック! あなたの足は一生歩ける足ですか?
□ 上から見ると、全ての足の爪が見えない
□ 小指が外側に向いて倒れている
□ 小指が薬指側に寄っている。または薬指にくっついている
□ 立ったとき、足指と地面の間に紙が入る隙間がある
□ 親指が小指の方に寄っている
□ 親指の付け根の関節が出っ張っている。または痛い。もしくは靴に当たる
□ 土踏まずがない。または浅い
□ 足指はいつも深爪気味
□ 足指に爪が食い込んでいる(巻き爪)
□ 小指の爪がとても小さい。またはつぶれている
□ 足指でグー、チョキ、パーができない
□ 家ではスリッパを履いている
□ 夏はビーチサンダルを愛用している
□ 下駄、ぞうりをよく履く
□ 靴下は5 本指ではなく、筒状のものを着用
□ 冷え取りで靴下を重ねばきしている
□ よく転んだり、つまずいたりする
□ 歩くのが遅くなった気がする
□ 歩くのが嫌い。または階段を使わない
チェック1 つにつき1点として、
7点以下=健康な足指。健康習慣を保って!
8~14点=危険信号。足指をのばす必要が
15点以上=棺おけ型で歩けなくなる可能性大
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取材・文/細川潤子