新聞ビリビリ、手足を動かして脳を活性化! 簡単にできる認知症予防体操

年齢とともに、物覚えが悪くなったり、人の名前が思い出せなくなったりすることは誰にでも起こります。しかし、認知症は「老化によるもの忘れ」とは異なり、何らかの病気によって脳の神経細胞が壊れるために起こる症状や状態を指します。
認知症の予防・改善に役立つ手足の運動について鳥取大学医学部保健学科生体制御学講座環境保健学分野教授で、日本認知症予防学会理事長の浦上克哉先生にお話をお伺いしました。

前の記事「ごはんに味噌汁。ミルク酢のちょい足しでできる、最強認知症予防レシピ(12)」はこちら。

 

楽しいから思わず夢中に。日常の中でできる予防体操

認知症予防に運動がいいのは皆さんご存じの通りです。運動にもいろいろありますが、ぜひやってほしいことは手足を動かす体操です。難しいのはおっくう、でも簡単すぎてはつまらない...。そこで今回は、日常のふとした時間に楽しみながらできる体操を、浦上先生に厳選していただきました。

「新聞をビリビリと破る体操は、一見すると簡単そうですが、やってみると足の指で破るのは意外と大変!若い人でも四苦八苦したりしますが、難しいからこそ思わず夢中になって
しまうんです」(浦上先生)

さらに、テレビを見ながらでもできる、簡単10秒体操もおすすめです。普段から手足をよく動かして、楽しみながら認知症を予防しましょう。

 

●足指で新聞ビリビリ体操

用意するもの...新聞紙1枚

最初は利き足で破り、慣れてきたらもう片方の足で。
より細く、のれん状に切れるようになることが目標です。

床に新聞を広げて置きます。安定したいすに座ります。1812p028_01.jpg

片方の足で新聞をしっかり押さえます1812p028_02.jpg

反対の足の親指と人さし指で新聞を挟んで破ります1812p028_03.jpg ▼

のれん状になったら完成!!足を替えて反対の足もやってみましょう!1812p028_04.jpg

 

 

 

●手足の10秒体操

思い立ったらいつでもできる、簡単予防体操です。
それぞれ10秒間行いましょう。

 

◎両手をグーパーする1812p029_04.jpg腕を前に伸ばして両手を突き出し、そのまま手を握ったり、開いたりを繰り返します。

 

 

両腕を上げる1812p029_02.jpg両方の腕を上に伸ばし、手を頭の上で合わせます。ひじをしっかりと伸ばし、おなかの横が伸びているのを意識。

 

 

両腕を横に伸ばす1812p029_05.jpg両腕を肩まで上げて横方向へ伸ばします。ひじが曲がらないよう注意しましょう。右の「両腕を上げる」と交互に繰り返すと効果的です。

 

 

左右にひねる1812p029_06.jpg体を左右に気持ちよくひねります。息を止めずに行いましょう。立って行ってもかまいません。

 
取材・文/佐藤あゆ美 撮影/西山輝彦 モデル/山田ゆうこ

 

 

<教えてくれた人>
浦上克哉(うらかみ・かつや)先生

医学博士。鳥取大学医学部保健学科生体制御学講座環境保健学分野教授。日本認知症予防学会理事長。認知症診断・予防の第一人者。『認知症&もの忘れはこれで9割防げる!』(三笠書房)など著書多数。

この記事は『毎日が発見』2018年12月号に掲載の情報です。
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