男性ホルモン「テストステロン」は男女両方の元気の源。あなたのテストステロン値がわかる「体の部位」

人差し指でわかる! あなたのテストステロン値

占い師ではありませんが、指をみればその人のテストステロン値の目安がわかる、という学説をご存知でしょうか。見きわめるポイントは、「人差し指」と「薬指」の長さで、これを見ることで、生まれつきテストステロンが多い人なのか少ない人なのか、医学的にある程度推測できるのです。

人間は、母親の胎内にいるときに性別が決まります。最初は誰しも女性の形。妊娠3カ月ごろ胎内で「テストステロンシャワー」を浴びることによって、「男性」につくりかえられていくのです。アダムとイブの神話では、男性の肋骨から女性がつくられますが、実際はその反対。

テストステロンのシャワーとは、男子の胎児が自らの小さな睾丸で作り出すテストステロンと、母親が副腎と卵巣で作っているテストステロンがプラスされてふりかかります。そのため、睾丸のない女子の胎児もシャワーを浴びています。この「テストステロンシャワー」の浴び具合が、指に現れています。

ご自分の指を伸ばして「人差し指(2D)」と「薬指(4D)」を見てください。「人差し指が薬指より短い」という人は「テストステロンシャワー」をたくさん浴びた人。つまりテストステロンが高い。その逆で、「薬指より人差し指が長い」という人は、「テストステロンシャワー」をそれほど浴びなかった人で、テストステロンは低い傾向があります。

 

関口由紀

『女性医療クリニックLUNAグループ』理事長。医学博士、経営学修士(MBA)、日本メンズヘルス医学会テストステロン治療認定医、日本泌尿器科学会専門医、日本排尿機能学会専門医、日本性機能学会専門医、日本東洋医学会専門医、横浜市立大学医学部客員教授、女性総合ヘルスケアサイト・フェムゾーンラボ社長、日本フェムテック協会代表理事。メディア出演多数。『「トイレが近い」人のお助けBOOK』(主婦の友社)、『女性のからだの不調の治し方』(徳間書店)、『セックスにさよならは言わないで:悩みをなくす膣ケアの手引き』(径書房)など著書多数。

※本記事は関口由紀著の書籍『性ホルモンで乗り越える男と女の更年期 知っておきたい驚異のテストステロンパワー』(産業編集センター)から一部抜粋・編集しました。
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