最期まで密度の濃い人生を送るために必要なのは、体・食・心のバランス!
医師で作家の鎌田先生が、独自の健康法のほか、ムリせず、焦らず、昨日よりも今日を元気にする生き方の秘訣を完全公開します! 今回は長野県を長寿日本一にした「鎌田式若返りごはん」について教えていただきました。
長野県を長寿日本一にした鎌田式ごはん
鎌田先生が諏訪中央病院時代に長野県で取り組んだのが「食べる」ことの見直し。その結果、平均寿命も延び、2010年には男女ともに長寿日本一になるほどに。
「健康長寿の秘訣は野菜と減塩、そして、たんぱく質です。いずれも調理を工夫すれば、効率良く摂取することができるんですよ」
鎌田式食事のポイントは、以下の3つです。
スーパー食材・高野豆腐
使い方を覚えれば簡単。たんぱく質の宝庫・高野豆腐は常備しておきたいものです。
塩分少なめ&野菜たっぷり
これが食生活の基本と考えましょう。実践するためには、みそ汁がいちばんなんですよ。
1日の始めに野菜ジュースを
野菜350gが1日の目標摂取量です。効率良く野菜を摂るためにはジュースで!
鎌田先生のちょっとひと工夫!
茶色が煮卵みたい!塩分取り過ぎ防止に ゆで卵 烏龍茶漬け
1個92 kcal 塩分0.2 g
材料(作りやすい分量)
卵...好きなだけ
烏龍茶...適量
めんつゆ...適量
作り方
1 ゆで卵を作る。
2 烏龍茶に漬けて、めんつゆを数滴垂らし、冷蔵庫へ。スクワット後の30分以内 に食べるのがおすすめ。
抗酸化作用と食物繊維摂取 トマト寒天
2人分 91 kcal 塩分0 g
材料(作りやすい分量)
棒寒天...1本
トマト...1個
トマトジュース(無塩)...300ml
水...300ml
作り方
1 棒寒天を水(分量外)につけて戻す。戻したら手で絞って水けをきり、小さくちぎって分量の水を入れた鍋に加える。
2 鍋を中火にかけ、ゆっくりかき混ぜながら煮溶かす。
3 トマトは皮を湯むきして、種を除いて1㎝角のさいの目切りにする。
4 3 を2 に加え、トマトをつぶしながら混ぜる。沸騰したら弱火にして2、3分煮る。
5 トマトジュースを加えて、軽く混ぜ合わせたら火を止めて、あら熱をとる。
6 バットや保存容器などに流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
調理・スタイリング・栄養計算/渡邊美穂 撮影/菅原史子(料理) 撮影/奥西淳二、齋藤ジン