「よそのカレー」に興味津々!高野豆腐に牛乳も!? 目からウロコの"家カレー"いろいろ

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ペンネーム:インドより日本のカレー
性別:女
年齢:54
プロフィール:カレーが大好きでよく作っています。特にカレーうどんとカツカレーが好きです。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

皆さんはカレーに何を入れますか? 私はほとんど何も入れず、カレールーの裏に書かれているレシピ通りに作っています。それというのも、私の母がパッケージのレシピ通りに作っていたので、それが我が家の味となっていたのです。

ですが、よそでは随分と作り方が違うようで、お塩を入れたり、マヨネーズを入れたり、ヨーグルトで煮込んだり、しょうがをたっぷり入れたりと、その味付けは多種多様なもの。

私がはじめてよその人達とカレーを作ったのは19歳の頃。当時、パン屋でアルバイトをしていたのですが、商店街の人達で結成されているヨットクラブから誘われ、1泊2日で海に行った時でした。

年上のお姉さんたちとカレーを作っていると、「カレーって色んなものを入れると美味しいのよね」と、冷蔵庫にある調味料を片っ端から入れていきました。ケチャップ、ソース、マヨネーズ、チョコレート、コーヒー、はちみつなど、色々入れて出来上がったカレーは、それまで食べた事のないほど美味しいカレーでした。

それは家庭料理としてのカレーからはみ出てはいなかったですが、とにかく美味しかったのです。その後、自宅で同じものを入れてみても、その味を再現しようとしてもできませんでした。それ以来、私はよそのカレーに興味を持つようになりました。

それからカレーについてのエピソードは随分と続きました。友達の家でカレーを作れば、牛乳を入れるか入れないかで口論になったり、ホームヘルパーとして仕事をしていた時には、その家の方から「あなた、カレーに塩を入れなかったでしょう」とブツブツ文句を言われたり。

25歳の頃には結婚を前提に交際していた男性がいて、その彼がとにかく料理にうるさい人でした。それも、小さなころから貧乏生活をしてきた人なので、高い食材を使うことを嫌い、人参やジャガイモなどの野菜は皮ごと使用。時にはモヤシを使うようにとまで指示してきました。

お肉に関しては、ひき肉でも何でも、その時に売っているお肉の中から一番安いものを求めてきました。ちょっとでも高級なカレールーを買ってきたりすると、大喧嘩になってしまうという有様。その彼とは、最終的に焼きそば作りでケンカになって別れてしまいました。ただ、焼きそばにモヤシが入っていないという理由で、散々罵られたのです。

数年後、他の男性と結婚するも、結婚となると主人の家庭の味があるもので、私はできるだけお姑さんと一緒に料理をするように努めてみました。ですが、困ったことに、お姑さんはその日の気分で味付けをするもので、使用する調味料の種類はいつも違い、分量は目分量で味見をしながら入れていくのです。

カレーについては、選ぶ野菜まで違います。レンコンやダイコン、ゴボウを入れることもしばしばあり、お肉の代わりに前日残った魚を入れてみたり、時にはポテトサラダや高野豆腐を入れることまでありました。

不思議と、そんなカレーも食べてみると美味しいもので、これも私には再現が難しいものとなりました。でも、姑さんのカレーから「カレー作りは自由」なのだと教わった私は、冷蔵庫の中の残り物を使用するようになりました。

今まで高野豆腐を入れたことはありませんが、私が姑さんの影響を強く受けたことを主人は知らず、ずっと「美味しい」と食べ続けてくれました。もしかしたら、主人の家庭の味に近づいていたのかもしれませんね。

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