ガーデニングをする人は要確認!「破傷風」のワクチンとは?/いま接種すべきワクチン

新型コロナウイルスのように、感染症は思わぬところで牙をむきます。O157などの細菌やはしかなどのウイルスは、これまで多くの命を奪ってきました。けれど、かつて猛威を振るった「天然痘」は、18世紀末のワクチンの開発とその後の普及で、20世紀には世界で根絶されました。そこで、年齢を重ねた私たちが、病気を封じ込めるために接種したいワクチンについて、国立感染症研究所の田谷馨子先生にお聞きしました。

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自宅や公園で感染することも!「破傷風」

庭いじりも感染リスク。抗体なしが多いので注意を

土壌などにいる破傷風菌は、傷などから人間の体内に入り増殖し、毒素を放出します。

その毒素によって神経が侵されるのが破傷風で、致命率は約30%。

1968年に小児定期接種がスタートしたため、それ以前に生まれた人は抗体がありません。

ガーデニングや災害ボランティア、海外渡航などで破傷風に感染するリスクがあるので注意しましょう。

予防としては、ジフテリア・百日咳・破傷風3種混合ワクチンや破傷風トキソイドの接種が有効です。

[主な症状]
口が開けづらい、けいれんなど神経系の特有症状が出る

[かかりやすい年齢、性別など]
ワクチン接種を受けたことがない人や高齢者など

[感染経路]
傷口などから破傷風菌が入り込む

[接種できる人]
小児定期接種対象以外は任意接種になる

[ワクチンが効いている期間]
4~10年程度

[およその費用]
定期接種は無料、自費は7,000円前後


そもそもワクチンとは?

感染症の予防に使用する薬のこと。

体内にワクチンで病原体の存在を知らせ、抗体などの武器を作っておくと、病原体が侵入してきても退治できます。

つまり、感染や発病、重症化を予防することができます。

ワクチンは予防の薬として欠かせない存在です。

●ワクチンは病気に対する抵抗力を与える

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病原体を弱くするか、あるいは全くなくした病原体を体内にあらかじめ入れて武器を作るのがワクチン。接種することで予防に必要な抵抗力をつけます。

感染症とは?

ウイルスや細菌などの微生物が、体内に入って感染することで発症する病気。微生物の種類によって、発熱、せき、頭痛などさまざまな症状が出ます。


取材・文/安達純子 イラスト/かたおか朋子

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多屋馨子(たや・けいこ)先生

高知医科大学卒業。大阪大学医学部小児科学講座入局後、大阪市立小児保健センター、大阪大学医学部附属病院小児科などを経て、2001年国立感染症研究所へ。13年より現職。感染症撲滅のために尽力中。

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この記事は『毎日が発見』2020年3月号に掲載の情報です。

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