腰痛予防に!ラジオ体操「体を前後に曲げる運動」のやり方/医師が解説!ラジオ体操(6)

「ラジオ体操」は子どもの頃に体育の準備運動などで繰り返し取り組んだ身近な体操ですが、いま改めて注目を浴びています。スポーツドクターとして多くのアスリートと関わってきた整形外科医の中村格子先生に、「力を入れるところ、伸ばすところを意識して、ストレッチ効果が高める」ラジオ体操のやり方を、連載形式で徹底解説していただきました! 6回目は「体を前後に曲げる運動」をご紹介します。

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体を前後に曲げる運動

【基本の流れ】

① 足を肩幅くらいに開き、上体を前に3回曲げる。初めは浅く、徐々に深く曲げる。

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② 一度上体を起こす。

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③ 両手を腰に当て、体をゆっくり後ろに反らせる。

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【意識するポイント】

脊椎の柔軟性をアップさせる運動です。上半身の重みで弾みをつけながら、段階的に深く前に3回曲げます。体を反らせるときは腰に手を当て、腰を押し出す感じで。

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こんな効果が!「腰痛を予防」

脊椎の曲げ伸ばしは、腰の疲労回復につながり、腰痛を予防。柔軟性もアップします。

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Dr. KAKUKOのアドバイス:首に力を入れて曲げると首を痛めます

前屈は首の力を抜いて、股の間から後ろをのぞくような姿勢が理想。首に力を入れて曲げると首を痛めます。腰に疾患がある人は無理な前屈をしないように。

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【まとめ読み】特集「大人のラジオ体操」記事リスト

モデル/中村格子 取材・文/米原晶子 撮影/齋藤ジン イラスト/祖父江ヒロコ

 

<教えてくれた人>

中村格子(なかむら・かくこ)先生
整形外科医・医学博士・スポーツドクター。Dr.KAKUKOスポーツクリニック院長。スポーツ競技のトップアスリートを支えてきた経験から、独自のエクササイズを考案。ホームページでオンライン講座を公開中。

この記事は『毎日が発見』2020年8月号に掲載の情報です。

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