どこの家庭にもある酢は、料理につかうだけじゃもったいない! 酢は殺菌・除菌効果も持つ優れた液体です。酸の働きを持つ酢は、主に水あか汚れを落とします。水道の蛇口などにこびりついた汚れにパワーを発揮してくれるので、ぜひ使ってみましょう。生活研究家の阿部絢子さんに酢の活用法を教えてもらいました。
1.酢のスプレー「酢プレー」を作ってみましょう! 酢掃除の基本セット
■材料
・酢(穀物酢)
・スプレーボトル
・キッチンペーパー
■作り方
「酢掃除」では穀物酢を原液のまま使用。ワインビネガー、すし酢は使いません。全部混ぜて、スプレーボトルに入れ替えると便利です。キッチンペーパーは付け置きで使います。
2.酢でキッチンを掃除しましょう!
■シンクの水あか
1 酢をスプレー
キッチンの蛇口やシンクの中など、水あか汚れが気になる場所にキッチンペーパーを貼り付け、上から酢をたっぷりスプレーします。
2 付け置き
30分くらい放置します。酢をスプレーするだけでは液垂れしてしまうので、付け置きには保湿性のあるキッチンぺーパーが必須アイテムです。
3 こすり取る
■ガスレンジの油汚れ
1 油汚れを重曹せっけんで付け置き
ボウルの水(400cc)に一般的な固形せっけんを白濁するまで溶かし、重曹(大さじ2杯)を混ぜたせっけん水を作ります。浸したキッチンペーパーを油汚れに30分ほど付け置きを。せっけんは油汚れを乳化させ、アルカリ性の重曹は親油性を増す働きをします。重曹入りせっけん水を塗布すると、油汚れを落としやすくします。
2 頑固汚れはスプーンの柄でこすり落とす
3 酢で仕上げ拭きをする
■排水溝の水あか・細菌
1 「重曹+酢」でぬめり汚れを浮かせる
2 頑固汚れをブラシでこする
ぬめり汚れが浮き上がっても、それだけでは汚れは落ちないので、ブラシでゴシゴシこすります。凸凹に合わせて歯ブラシや爪ブラシなどを組み合わせましょう。
取材・文/米原晶子 撮影/吉田篤史