歩くスピードで走る⁉ 医学博士が提唱する「スロージョギング」とは

新型コロナウイルスによる自粛生活によって、運動不足の方も多いですよね。そんな「withコロナ」の時代にオススメと再評価されているのが、医学博士の故・田中宏暁さんが提唱された「3つの運動」。自宅で簡単にできる「足踏み」、台を使った「スローステップ」、さらに無理のないペースの「スロージョギング」です。田中さんの著書『免疫の働きUP! 4秒で1段昇り降り スローステップ運動』(KADOKAWA)より、手軽に健康な身体づくりができる「スローステップ運動」についてご紹介します。

pixta_65249601_S.jpg

スロージョギング、7つのポイント

私たちが提案している「スロージョギング」は、これまでのジョギングとはまるで違うものです。

走ることが嫌いという人にその理由を聞くと、ほとんどが「苦しいから」という答え。

「スロージョギング」は、辛さや苦しさとはまるで無縁。

むしろ、こんなに遅くて大丈夫? と感じるような走り方なのです。

これまでの常識を捨ててください。

まず、より楽しく、効率的に走るための7つのポイントをチェックしてみましょう。

29_01.jpg

1.歩幅は小刻みに
自分が思っている以上に歩幅を細かく速く刻むのがポイント。

2.着地は足の指の付け根で
着地はかかとではなく足の指の付け根で、一歩一歩軽やかに。

3.あごは上げる
あごは引かずに上げて、目線を上に向けましょう。

4.足の運びは2軸
2本のレールの上を走るつもりで足を平行に着地します。

5.腕振りは自然に
腕は一生懸命振る必要はありません。あくまで自然に。

6.呼吸は自然呼吸で
呼吸は意識してコントロールせず、息切れしないように。

7.ニコニコペースで走る(笑顔で会話しながら走れ、息切れもしないペース)
速く走ることを意識せずに、笑顔でおしゃべりできるペースで走ります。


歩幅は小刻みに

歩くスピードで走る。

最初のうち、これは逆に難しいかもしれません。

いざ走ってみると、多くの人は自分が思っている以上のスピードを出してしまうからです。

ジョギングやランニングが「苦しく」「辛い」ものになってしまうのはこのため。

ゆっくり走るための大事なポイントは歩幅を小さくすることにあります。

歩幅を大きくとってゆっくり走ろうとすると、身体がぐらぐらして安定せず、とても走りにくいうえにケガの元にもなります。

最初は1歩につき10cm進むくらいの歩幅からはじめましょう。

足を前に出すのではなく身体の真下につくイメージです。

ただし、歩幅は小さくしても足運びはできるだけ小刻みにすることが重要です。

目安は1分間に180~200歩程度。

15秒で45~50歩くらい小刻みに足が動かせればOKです。

歩幅はとにかく小さく、足を小刻みに動かす

30_01.jpg

着地させた足が自分の身体の真下にくるイメージ。15秒間に45歩以上の歩数を目標に。

歩幅が大きいと身体が不安定になり、足に衝撃がかかりやすくなります。

イラスト/加藤 マカロン

【まとめ読み】『スローステップ運動』記事リスト

書影_改2.jpg

新型コロナ自粛の運動不足解消法として再注目されている「スローステップ運動」を、4章にわたって解説

 

田中宏暁(たなか・ひろあき)
福岡大学名誉教授、「スローステップ」の提唱者。医学博士。専門は運動生理学で、肥満・動脈硬化性疾患などの疾病の治療と予防および健康増進・競技能力向上に有効な運動処方に関する研究が主なテーマ。自ら46歳よりマラソンランナーとしても活躍。2018年永眠。

shoei.jpg

『免疫の働きUP! 4秒で1段昇り降り スローステップ運動』

(田中宏暁/KADOKAWA)

新型コロナ自粛の運動不足解消法として再注目されている「スローステップ運動」は、自宅でも特別な道具なしに簡単に始められます。「スローステップ運動」で楽しく適度に運動して、認知症や生活習慣病などを予防し無駄な脂肪を減らしましょう。まだまだ続くコロナ禍への対策に、免疫力を上げるためのヒントとなる一冊です。

※この記事は『免疫の働きUP! 4秒で1段昇り降り スローステップ運動』(田中宏暁/KADOKAWA)からの抜粋です。

この記事に関連する「健康」のキーワード

PAGE TOP