夫婦や親子、仲が良い友人でも思っていることはなかなか伝わらないものです。実は、その原因は脳タイプが違うからかもしれません。そこで、脳科学者・西剛志先生の著書『なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?』(アスコム)より脳タイプ診断、脳には偏りがある現実など脳が作り出す人との違いをご紹介します。
【前回】同じものを見ても脳ごとに認識は違う/なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?
3種類の脳タイプを診断する8つの質問
ここまで読み進めてきて、あなたは自分が何タイプだと思いましたか?
後ほど「脳タイプ診断」を用意していますが、自分が何タイプか判断できない人も多かったのではないでしょうか。
例えば、沖縄旅行で最初に思い浮かぶのは「エメラルドグリーンの海」で、北海道旅行だと「肌を突き刺す寒さ」ということがあると思います。
これだと、沖縄のときは視覚タイプで、北海道のときは体感覚タイプだったということになります。
また、仕事だと頭で理解してからでないと着手できないのに、趣味のスポーツだと、とりあえずやってみて覚える。
これだと、仕事では視覚タイプか聴覚タイプで、趣味では体感覚タイプということになります。
過去の自分を振り返ってみると、誰でも、いろいろなタイプの自分がいることに気づきます。
あなたはどうでしたか?
あるときは視覚タイプ、あるときは聴覚タイプ、あるときは体感覚タイプだったのではないでしょうか。
それでいいのです。
視覚タイプの人が、いつも視覚を優先的に使っているわけではありません。
あるときは聴覚、あるときはそのほかの感覚器を優先的に使っています。
ある1つの出来事だけで、「あなたは○○タイプだよね」とくれぐれも決めつけないようにしてください。
ちなみに、幼い頃は、分野によって聴覚を優先的に使う傾向があります。
それは、言葉を覚えるためだといわれています。
脳タイプは、どの感覚器を優先的に使うことが多いかで分類されます。
場面によって優先する感覚器が異なるとはいえ、視覚タイプの人なら、視覚を優先的に使うことが多くなります。
それでは、あなたの脳タイプを診断してみましょう。
質問は8つ。
1つの質問に対して、(A)(B)(C)という3つの項目があります。
(A)~(C)それぞれに点数をつけてください。
採点は、2点(かなり当てはまる)、1点(やや当てはまる)、0点(当てはまらない)。
そして、最後に質問1~8の(A)(B)(C)それぞれの合計点を算出します。
それでは、診断を始めましょう。
質問1
リンゴをイメージしてください。
そのときリンゴはどのように見えますか?
□(A)鮮明にカラーで立体的に見える
□(B)リンゴのキュッキュッと音がする
□(C)香りがする
質問2
過去のことを思い出してください。そのとき、
□(A)イメージで見える
□(B)声や音声が聞こえる
□(C)空気感を感じる
質問3
どんなとき、楽しいと思う瞬間が多いですか?
□(A)美しいものを見たとき
□(B)音楽や自然の音を聴いたとき
□(C)体を動かしているとき
質問4
仕事の場面で、この人はうまいなと思うのはどんなときですか?
□(A)その人の行動を見て
□(B)その人の言葉を聞いて
□(C)一緒に体験して
質問5
マニュアルを理解しようとするとき、あなたはどうしますか?
□(A)テキストを眺める
□(B)声に出して読む
□(C)マニュアルは見ずとにかくやってみる
質問6
エクササイズを始めようと思い映像を見ています。あなたはどうしますか?
□(A)とにかく講師の動きを観察する
□(B)講師と同じ言葉や声を出す
□(C)とにかく体を動かす
質問7
「海のように広い心」という言葉を聞いて、どんなイメージが出てきますか?
□(A)雄大な海の映像が見えてくる
□(B)ゆったりとした波の音が聞こえる
□(C)潮風のさわやかさを感じる
質問8
学習するとき、どれが一番心に残りやすいですか?
□(A)映像を見たとき
□(B)音声を聞いているとき
□(C)参加型のワークを体験するとき
合計
(A) 点
(B) 点
(C) 点
(A)は視覚優先、(B)は聴覚優先、(C)は体感覚優先の回答になります。
(A)(B)(C)それぞれの合計点数は、どんなバランスになりましたか?
合計点数が最も高いところが、あなたの脳タイプ。
(A)が高ければ視覚タイプ、(B)が高ければ聴覚タイプ、(C)が高ければ体感覚タイプの傾向があります。
ちなみに私の結果は、(A)16点 (B)7点 (C)9点。
視覚タイプになります。
【次回】脳は環境によって人の印象をも変える/なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?
【まとめ読み】『なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?』記事リストはこちら!
自分の脳と他人の脳が作り出す違いについて全5章にわたって詳しく解説。脳タイプ診断テスト付き