「手伝おうか?」と言われると断っちゃう...実は素直に甘えれば相手のメリットにも

家族や友達、仕事仲間に頼み事をすると、「何だか悪いな」と思うことありますよね?でも、実は人に頼ることで「人とつながる」と、一人ではできないことに挑戦できたり、ワクワクできたり、自分にも周りにもいいことが起こるそうです。今回は、「人の助けを受け入れる力=受援力」の重要性を説く医師・吉田穂波さんの著書『「つらいのに頼れない」が消える本―受援力を身につける』(あさ出版)から、「人に頼るときの心構えと方法」について連載形式でお届けします。

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人に頼ることができる最大のチャンスとは

人に頼るのは勇気がいるという方もいるでしょう。考え方のクセは、すぐには変わりません。皆さんがそう感じるのも当たり前です。

受援力が低いと、相手から助けの手を差し伸べてもらった場合ですら、断ってしまうことがあります。

たとえば、残業中に同僚から「手伝おうか?」と提案されたとき、つい「大丈夫だよ」と断ってしまったり、妊娠中に電車に乗っていて、席を譲ろうと立ち上がった相手につい「いいです、いいです」と言ってしまったり。

あるいは体調が悪くて午前中休むと会社に連絡したとき「無理しないで今日一日は休んでいいよ」と言われたのに、かえって気を遣って午後には出社してしまったり......。

皆さんにも、せっかくの好意を受け入れられなかった経験はありませんか。無意識のうちにいろんな遠慮が心を覆って、相手が差し伸べた手を反射的に振り払ってしまったときがあるのではないでしょうか。

それなら、今度助けを断る前に、ちょっと考えてみませんか?もしかしたら今が、人に頼る最大のチャンスかもしれません。重要なのは、こちらがお願いする前に、相手から「力を貸しますよ」と、手を差し出してくれているということです。

中には、それをおせっかいのように感じた人もいるかもしれません。でも、あなた次第で相手は人の役に立てる喜びを感じることができるのです。相手は善意であなたに手を貸してくれています。こちらからお願いする場合と異なり、相手の承諾を得る必要もありません。

人に頼ってみようと思い始めたあなたが人に頼る練習として、これ以上ないビッグチャンスだと言えるでしょう。

もし、あなたが全く困っていなければ無理して頼る必要はありませんが、自分は大丈夫だと思っていても、周囲から見たら黄信号が点滅している可能性もあります。

助けてもらうことで相手にホッとしてもらえる、人の役に立つ喜びを引き出せることなどを思い出してみてください。

もしかしたら、相手も勇気を出して声をかけてくれているかもしれません。こちらが断ることで、その気持ちを無駄にしてしまう可能性もあります。好意は遠慮せず受け止め、素直に甘えることが、あなたの受援力を発揮する第一歩です。

人に頼る力を身に付けたいなら「つらいのに頼れないが消える本」記事リストはこちら!

045-syoei-tsurai.jpg人に助けを求めることにはどんなメリットがあるのか?基礎知識から受援力が身に付くトレーニング法までを全4章で紹介。自分の性格や考え方の傾向が分かるチェックシートも

 

吉田穂波(よしだ・ほなみ)

医師。医学博士。公衆衛生学修士。4女2男の母。ドイツとイギリスで産婦人科及び総合診療の臨床研修を行い、帰国後は女性総合外来の創設期に参画。現在、公衆衛生大学院における人材育成や臨床、研究の傍ら、「受援力」を学ぶ場作りに取り組み、国の検討会や自治体研修をはじめ多数の講演を行う。

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『つらいのに頼れない」が消える本―受援力を身につける』

(吉田穂波/あさ出版)

同僚や友人に何かを頼むとき、「申し訳ないな」「迷惑じゃないかな」と考えてしまう人は、ちょっぴり損してるかも!?実は「人に頼る」ことは、あなたや周囲を幸せにする力があるんです。子育て、留学、震災を通して人に頼る力=「受援力」の大切さを実感した医師が、自らの経験をもとに実践的なトレーニング法を解説!

※この記事は『「つらいのに頼れない」が消える本―受援力を身につける』(吉田穂波/あさ出版)からの抜粋です。

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