日々のストレスから、体も心もなんだか重い...そんな人は、ぜひ「自律神経」を整えてみて! 自律神経研究の第一人者の小林弘幸さんとミュージッククリエイター・大矢たけはるさんがタッグを組み、 『医者が考案した聞くだけで自律神経が整う15曲』(アスコム)を出版。その中から「音楽を聴くことで自律神経が整う仕組み」「自律神経タイプチェック」など心身の不調を解消するヒントをご紹介します。
あなたの自律神経の状態はどうなっていますか? 自律神経には4つのタイプがあります!
A:いきいき能力発揮タイプ(交感神経と副交感神経が両方とも高い)
もっとも理想的な状態です。
交感神経と副交感神経とが両方ともハイレベルで安定していると、自分の持てる能力をいかんなく発揮していくことができます。
B:がんばりすぎタイプ(交感神経が高くて、副交感神経が低い)
現代人にもっともよく見られるパターン。
アクセルばかり踏んでいて、ブレーキの機能をすっかり落としてしまっています。
C:のんびりタイプ(交感神経が低くて、副交感神経が高い)
たとえ副交感神経が高くても、交感神経が低くてはいけません。
アクセルの利きが悪く、いつものろのろ運転をするようになってしまいます。
D:ぐったり無気力タイプ(交感神経と副交感神経の両方とも低い)
ストレスの多い生活や睡眠不足の生活を続けていると、交感神経と副交感神経の両方の働きがダウンしてしまうこともあります。
では、チェックしてみましょう!
次のQ1からQ10の設問で、現在の自分にもっともよく当てはまるものをひとつ選んでチェック✓してください。
各項目の終わりには△と▽の記号がありますが、全部チェックし終わったら△と▽それぞれの合計点を出してください。(△)と(▽)はそれぞれプラス1点、(△▽)はどちらも1点ずつプラスします。(▲▼)はどちらも1点ずつマイナスしてください。
Q1:睡眠について
・ふとんに横になったら、だいたいいつもすぐに眠れる(△▽)
・夜、普通に眠ったのに、昼間に眠くなることがある(△)
・夜、なかなか寝つけない(▽)
・寝つきが悪く、眠りも浅く、眠っても途中で目が覚めてしまう(▲▼)
Q2:ルーティンワーク(仕事・勉強・家事など)について
・やりがいを感じているし、自分には成果や結果を出せる力があると感じている(△▽)
・億劫でなかなかやる気が起きない。やろうとしても眠くなったりする(△)
・できなかったときのことを考えると不安になるので、なるべく集中して取り組む(▽)
・やれないことに不安を感じるけど、いかんせん体がついていかない(▲▼)
Q3:食欲について
・食事の時間になると空腹を感じ、いつもおいしく食べられる(△▽)
・食べてもすぐにおなかがすいて、おなかが鳴ることもある(△)
・仕事や作業などに集中していると、おなかがすかない(▽)
・食欲がない、もしくは、空腹でもないのに食べるのをやめられない(▲▼)
Q4:食べた後について
・胃もたれや胸やけなどはほとんどしない(△▽)
・ちゃんと食べたのに、すぐにおなかがすく(△)
・しょっちゅう胃もたれや胸やけがする(▽)
・食事の前や後に胃が痛くなることが多い(▲▼)
Q5:解決しなければならない問題があるときの対応について
・すぐに対応策を考え、まとめて、行動に移すことができる(△▽)
・いつの間にかほかのことを考えてしまうなど、なかなか考えがまとまらない(△)
・根をつめて考え込んだり、考えすぎて不安になったりする(▽)
・考えようとしても全然集中できず、やる気すら起きない(▲▼)
Q6:日々の疲れについて
・それなりに疲れはするが、ひと晩眠ればいつもリセットできる(△▽)
・疲れるとすぐに眠くなるし、昼間もややだるい(△)
・疲れは抜けにくいが、いざ仕事となればがんばることができる(▽)
・何をするのも面倒に感じるほど、いつも疲れを感じている(▲▼)
Q7:メンタル・コンディションについて
・仕事中は気が張っているが、家に帰れば切り替えてゆっくりできる(△▽)
・別にストレスは感じていないが、ボーッとしていることが多い(△)
・一日中、ずっと気が張っていて、心がほぐれることがない(▽)
・強い不安感や恐怖感があったり、考えるのがイヤで眠りたくなったりする(▲▼)
Q8:手や足の冷えについて
・年間を通じて、冷えを感じることはない(△▽)
・冷えは感じないが、逆にポカポカして眠くなることが多い(△)
・たとえお風呂上がりでも、少し経つと手足が冷えてしまう(▽)
・あまりに手足が冷えて眠れない。顔色も悪い(▲▼)
Q9:体重について
・もう何年もの間、体重に大きな変動はない(△▽)
・ついつい食べすぎてしまい、太りやすい(△)
・ストレスが多いと、太りやすい(▽)
・1年前に比べて、体重が5キロ以上増減している(▲▼)
Q10:いまの自分について
・いつも活気に満ちていて、心身ともに充実していると感じる(△▽)
・大きなトラブルもなく、どちらかといえば充実しているほうだと思う(△)
・1日1日刺激を受けることで、充実していると感じる(▽)
・漠然とした不安を感じている。いつも憂うつ感が抜けない(▲▼)
集計:△=x個、▽=x個
判定結果
①△と▽がともに8個以上の人 いきいき能力発揮タイプ(交感神経と副交感神経の両方とも高い)
②△が7個以下、▽が8個以上の人 がんばりすぎタイプ(交感神経が高くて、副交感神経が低い
③△が8個以上、▽が7個以下の人 のんびりタイプ(交感神経が低くて、副交感神経が高い)
④△と▽がともに7個以下の人 ぐったり無気力タイプ(交感神経と副交感神経の両方とも低い
②③④のタイプに該当された方は、自律神経のバランスを立て直すことが急務です。
音楽を聞くなどして日々リカバリーしながら、自律神経を整えていきましょう(設問中で△は副交感神経、▽は 交感神経が働いている状態を表します。△▽は両方が高い理想的状態、▲▼は両方が低い状態です)。
『医者が考案した聞くだけで自律神経が整う15曲』の紹介動画もチェック!
【まとめ読み】社会が混乱する今こそ読みたい!「医者が考案した聞くだけで自律神経が整う15曲」記事リストはこちら!
15曲が収録された「自律神経を整える音楽」のCD付き! 音楽を聴きながら、自律神経について学べる話題の一冊