「将来を心配しても年金受給額は増えない!」 辿り着いた60代の生き方/61歳、ひとり暮らし一年生。

住まい、お金、健康、人間関係など...漠然と老後に対する「不安」を抱えている人は多いでしょう。そこで今回は、60代からの一人暮らしを満喫するYouTuber・yamaさんの著書『61歳、ひとり暮らし一年生。 お金はないけど、「好き」を重ねて楽しむ暮らし』をご紹介。57歳での突然の整理解雇、目が開かなくなる病気、父親の死など、人生後半のスタート時に訪れた困難を乗り越えた彼女の生き方は、きっとあなたの将来のヒントになるはずです。

※本記事はyama著の書籍『61歳、ひとり暮らし一年生。お金はないけど、「好き」を重ねて楽しむ暮らし』から一部抜粋・編集しました。

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「将来を心配しても年金受給額は増えない!」 辿り着いた60代の生き方/61歳、ひとり暮らし一年生。 pixta_90215913_S (1).jpg

どんなに未来を心配しても年金受給額は増えない

お金がないから将来が不安......。

こんな風に思っている人は少なくないはずです。

では、どのぐらいお金をもっていれば安心できますか?

この質問にスパッと答えられる人が、いったいどれぐらいいるのでしょう。

もし一生暮らせるお金を手に入れたとしても、不安はなくならない気がします。

むしろ、「減らさないように」とか「税金が高くてたいへん」なんてお金もちならではの悩みが加わって苦しみが増すかもしれません。

よい会社に就職し、きちんとお給料がもらえるようになったとしても、安心はできないでしょう。

社会情勢がかわれば、リストラの対象になったり会社が倒産したりする可能性だってありますから。

先のことを考えるほど、ネガティブな「~かもしれない」が増えていくだけ。

「私は、絶対に大丈夫」と確信できる可能性は低いと思います。

結局、どんな生き方をしても、お金の不安から解放されることはないのではないでしょうか。

先のことを心配するより今できることをしたほうがいい

今の自分にお金がない、という事実はかえられない。

それを受け入れたうえで、できることはなんだろう?

いろいろ考えてたどり着いた自分なりの答えが、「先のことを考えて不安になるぐらいなら、日々の暮らしに目を向けて、今やるべきことをやったほうがいい」というものです。

こんな気持ちになれたのは、YouTubeを始めたこととも関係しているかもしれません。

私は、お金も仕事もなく、不安でたまらない時期に投稿を始めました。

初期の動画はおもに事実を伝える日々の記録のようなものでしたが、少しずつ自分の内面にも触れるようになっていきました。

それに伴って動画づくりのために調べたいことが増え、いろいろなジャンルの本を読んだり、人の意見を元にあれこれ考えたり。

そんなことをする中で、あるとき気づいたのです。

私がどんなに心配しても、年金の受給額は増えないんだ!

その事実と向き合えたことで、考え方も切りかわったようです。

それ以来、先のことばかり心配してもしょうがない、と心から思えるようになりました。

こんな考え方は投げやりなのかな?と感じたこともあります。

それを打ち消してくれたのは、アップルの創業者・スティーブ・ジョブズの言葉でした。

「終着点は重要ではない。大事なのは、旅の途中でどれだけ楽しいことをやりとげているかだ」。

未来の年金受給額を心配するより、そこに向かっている「今」を充実させることのほうが大切だ!

ジョブズの言葉を、私はこんな風に解釈しました。

そして、世界をかえた起業家であり、私が愛するアップルを生んだ人の言葉を信じて......。

先のことをむやみに心配するのはやめました。

不安に巻き込まれて今をおろそかにするのはもったいない

あるとき動画の中で、「60歳を過ぎてから新しい道を切り開いた人もいる」ということに触れました。

すると、投稿後についたコメントの中に、「だれもがそんなことをできるわけじゃない」というトーンのものがありました。

そのコメントには、「その人たちが出した結果ではなく、そこに至る過程に興味があるのです」などと正直に返信しました。

その返信に賛同してくれる人もいたので、「人生という旅を楽しんで」というメッセージは伝わったのかな......。

自分のすることがどんな結果につながるかは、やってみなければわかりません。

考え方は人それぞれですが、私はやりたいことはやってみたほうがいいと思っています。

不安に巻き込まれて動けなくなり、ただ未来を心配することに時間を費やすのは、そこまでの過程をおろそかにすること。

未来へつながる旅の途中を楽しまないのはもったいないと思うのです。

 
※この記事は『61歳、ひとり暮らし一年生。お金はないけど、「好き」を重ねて楽しむ暮らし』(yama/KADOKAWA)からの抜粋です。

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