皆様こんにちは、『離活のためのアラフィフ貯金日記』の管理人"くるぴた"です。
ここでは昔、結婚生活中に起こった「おいおい、ちょっと待て」と思うような出来事などを中心に書いていきます。
【前回】死んだ愛猫を「剝製にでもすればよかったな」!? 元夫から送られてきた理解不能のメッセージ/くるぴた
【最初から読む】某巨大掲示板で知り合った彼と5回会っただけでスピード婚! しかし気になる謎の壁穴.../くるぴた
元夫(以下夫)と結婚生活をしていた時、夫の実母であるお義母さんとは最初の1~2年は月に1回は呼び出されていましたが、私が働くようになると、会うのはせいぜい年に3回くらいになりました。
それは私が在宅勤務になってからも、一時的に仕事を辞めていた時もです。
お義母さんには「いつでも遊びに来て」と言われていたけれど、行きにくい事情がありました。
お義母さんに家事のダメ出しをされるのが辛いというのは前に書いた事がありますが、それだけではありません。
お義母さんは私が1人で遊びに行くと、必ずお義姉さんを呼び出してしまうのです。
別に私と2人になるのが嫌というわけではなさそうなのですが。
例えば昼ご飯だったりお茶菓子だったりを片方の嫁にだけ出すのは公平じゃないし、せっかくだから女3人で......とお義母さんが言うのです。
しかし、お義姉さんはお義母さんとはスープの冷めない距離に住んでいたため、普段から何か困ったことがあると、すぐに呼び出されています。
いくら専業主婦でも、それでは自由が利かないし、息が詰まると思います。
お義母さんは悪気はなくとも、かなり押しの強い人ですから...。
私のせいでお義姉さんに負担が掛かるのが嫌だったのです。
電車を乗り継いで1時間以上かかる私は、さすがに雑用で呼び出されることはほとんどありませんでしたが、お義姉さんの件さえなければ、もう少し遊びに行く回数は増えていたと思います。
そして、なぜか元夫自身が自分の母親と積極的に会いたがらず、私にも会いにいくのを控えるように言われていました。
多分、あまり親しくしすぎると、お義母さんがうちに遊びに来たがる回数がふえてしまうからでしょう。
持ち家とはいえ、壁を殴る蹴るしてボロボロになっているのを見れば、お小言をもらう羽目になるのは間違いないからです。
そんな感じで、あまり親密ではない関係が続いていたお義母さんと私たち夫婦でしたが、ある土曜日の昼下がり、1本の電話が掛かってきました。
お義母さんです。
「あ~、くるぴたさん? 私、今、左胸の下の方がズキズキして痛いんだわ。 結構辛いから、家に来てくれる?」
えっ...左胸...!?
それはちょっとまずいのでは...?
声のトーンも本当に辛そうです。
お義兄さんは仕事で、お義姉さんは出掛けていて連絡が取れないようでした。
「男手がないから、できれば息子の方にも声を掛けて、一緒に来るように言ってちょうだい」
と、ここまでで電話は切れました。
夫は相変わらず自分の部屋で大音量でゲームをしていて、こちらの話は聞いていなかったようです。
事情を説明すると夫は 「疲れてるし、動きたくないから、行きたければキミ1人で行ってきてくれ。 お袋が自分で電話して来たんだろ? どうせ大したことないって」 とコントローラーを持って、微動だにせずソファに転がったまま。
仕方なく、私1人でお義母さんが住むマンションへと向かいました。
当時はお義父さんが入院中で、マンションにはお義母さんだけ。
ここに来るまで電話から1時間以上経っていたので、どんな状況か心配していたのですが...。
玄関のチャイムを鳴らすと、お義母さんが普通に出てきました。
あれ? そんなに切羽詰まった様子でもありません。
「ああ、いらっしゃい、◯◯さんだけ?」 と声を掛けてきたので、私が 「あの、左胸が痛いって言ってましたけど...」 と尋ねると 「そうそう、今朝ね、ゴミを捨てようと思ったら、転んじゃって。 袋の上に倒れて、胸のこの辺りにちょうど瓶が入ってるとこが当たって、もう、凄く痛かったんだわ」 と言いながら、左の肋骨の下の方を指差しました。
左胸って、心臓とか肺に何かあったんじゃないんですか...。
「あんまり痛いから、そこの病院に行ったら、打撲だからって湿布しかくれないし」
打撲ですか...。
まあ、肋骨にヒビが入ってるとかじゃなくて、良かったですけど...。
結局、その日は久々にお義母さんの指導の下、家事をやらされて帰ってきました。
いつもは近所の義兄夫婦が世話を焼いてくれていたのが、その日はどちらも捕まらなかったので、こちらにお鉢が回って来たようです。
そういえば「男手がない」とも言ってましたっけ...。
夫の意見は普段、あまりあてにならないと思っていたのですが、さすが親子間については夫の言い分に間違いはありませんでした。
それ以来、義両親に関することだけは、一応夫の話を参考にするようになったのです。
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