極端すぎるよ!「社交的で外出ばかり」の母に、SNSとビデオ通話をレクチャーした結果...⁉

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:masako
性別:女
年齢:53
プロフィール:53歳の主婦です。56歳の夫と2人暮らしです。もうすぐ80歳になる母親に困っています。

極端すぎるよ!「社交的で外出ばかり」の母に、SNSとビデオ通話をレクチャーした結果...⁉ 18.jpg

父が亡くなってから、80歳になる母は1人で暮らしています。

母は社交的で、友達と集まったり、出歩いたりするのが大好きです。

そのため、今年(2020年)のコロナ禍による外出自粛はかなりこたえていましたが、緊急事態宣言中はさすがにおとなしくしていたようです。

その反動からか、宣言が解除されてからは友達と集まったり、昼カラに行ったりし始めました。

母のような高齢者は重症化のリスクも高いため、できる限り外出を減らして欲しいと思っていました。

しかし、だからといって出かけるのが好きな母に、「誰にも会わずに、家に籠もっていて」と言うのも、酷な気がします。

そこで「SNSや、ZOOMなどのビデオ通話を使えるようになれば、少しは外出も減るのではないか」と思いつきました。

母はスマホも使えますし、メールやインターネットの回覧、簡単な文書や家計簿作成程度のパソコン操作もできます。

操作方法を説明し、最初のセッティングさえやってあげれば、SNSもビデオ会話も使えるはずです。

私はすぐに母の元を訪れ、まずZOOMの登録をしました。

使い方を説明すると、好奇心旺盛な母は意外なほどノリノリで聞いてくれて、さっそく息子(私にとっては弟)のスマホに招待を送り、オンラインでの会話を楽しみました。

もっとも弟は仕事中で、ちょっと迷惑だったようですが...。

続いて、FacebookとTwitterも教えました。

どちらもすぐに使い方を覚え、その場でさっそく投稿をしていました。

「すぐ飽きちゃうだろうけど、少しでも外出を控えてくれればいいな...」

母を見ながらそんなことを考えていたのですが...。

なんと、私の予想を遥かに超えて、母はこれらに「どっぷりハマった」のです。

FacebookもTwitterもほぼ毎日更新し、短期間でフォロワーを増やしていきました。

日頃あちこち出かけていたのと、交友関係が広いので、話題には事欠かないようです。

「旅館でアワビの踊り焼きが出されたが、アワビの活きが良すぎて、話に夢中になっていううちに逃げられそうになった」

なんて笑い話や、亡くなった夫との思い出を綴る母の投稿には、いつも二桁、時には三桁のイイネがつき、多くのフォロワーさんから「笑いました」「ご主人への思いに泣けました」などのコメントが寄せられています。

ZOOMも使いこなすだけでなく近所の友人にもレクチャーし、今では近所の友人との会話は、ほとんどオンラインで済ませているようです。

おかげで外出は減ったようなのですが、「ここ2週間、一歩も外に出ていない」と聞き、いささか減りすぎのように思いました。

母は食料品や生活必需品の購入は宅配業者を利用しているので、家から一歩も出なくても、最低限の生活は成り立ってしまうのです。

コロナも心配ですが、運動不足も心配です。

「少しは外に出たほうがいいよ」

「今は家でSNSをしていたほうが楽しいし、そもそもアンタが自粛しろと言ったくせに」

注意したところ、逆に叱られてしまいました。

その通りなのですが極端すぎです。

今日も「娘に少しは外に出ろと言われたけれど、アタシは家でSNSするよ」と、「自粛する気が満々の投稿」をする母に...ほとほと困っています。

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