<この体験記を書いた人>
ペンネーム:masako
性別:女
年齢:53
プロフィール:主婦です。80歳の母親が、間違った絵文字の使い方をするので、困っています。
53歳の主婦です。
子供はおらず、56歳の夫と2人暮らしです。
父は数年前に亡くなったため、80歳の母親は一人暮らしをしています。
母とは食事に行ったり、家を訪れたりと頻繁に会っていたのですが、2020年からはコロナ感染防止の観点から、メールやLINE、Zoomでの会話が増えました。
母は年齢の割には機械に強いタイプ。
もともとメールやLINEはできましたし、Zoomもすぐに覚えて、今や近所のご高齢の方々のスマホやパソコンの指南役として、偉そうに君臨しています。
とはいえ、母も基本的な操作しかできないのですが、同年代の中では使える人のようです。
そんな母が最近凝っているのが、メールやLINEの顔文字・絵文字・スタンプです。
以前から絵文字等に興味があったようなのですが、有料だと勘違いして手を出さずにいたそうです。
私が無料で使えるものを教えるととても喜び、「これでもか!」とばかりに使いはじめました。
問題は、その使い方です。
母は、メールやLINEの内容に相応しくない絵文字を使うことが多々あるのです。
まず母は、絵文字の意味をよく考えずに使っています。
たとえば、「暑くて汗かいたよ」という文面に、涙が描かれた泣き顔の絵文字を送ってきたことも。
お母さん、その水滴は、汗でなくて、涙です...。
ほかにも「お風呂に入ってスッキリしたよ」という私のメールに対して、真っ赤な顔で怒っている絵文字を入れて、「はあ-、極楽、極楽だね」と返信してきたこともあります。
たぶん、真っ赤な顔で怒っている絵文字を「温泉に入って温まった顔」と勘違いしているのでしょう。
また、母は最近になって老眼が進んだようで、スタンプなどと一緒に書かれている「ガンバローね!」や、「オハヨー」などの台詞は文字が小さいと、読めないものがあるそうです。
そのせいか、ある日「お葬式に行く」という私に対して、「気をつけてね」という言葉のすぐ後に、女の子が「楽しんでネ!」と手を振るスタンプを送ってきました。
さすがに、これはアウトでしょう...。
人によっては傷ついたり怒ったりすると思うので「絵文字やスタンプにも意味があるから、ちゃんと確認して使ってね」と注意しました。
すると、母はすぐに「気をつけるね」と返信してきたのですが、ついでに「テヘッ」という文字と一緒に、舌を出すキャラクターに「あっかんべー」という台詞が書いてあるスタンプも送ってきました。
たぶん、「テヘペロ」のつもりだったのだと思います。
大筋では間違っていませんが、そういう問題ではないでしょう。
母の絵文字問題の改善は難しそうで、困っています。
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