<この体験記を書いた人>
ペンネーム:濃姫
性別:女
年齢:43
プロフィール:夫と2人の子どもとの4人家族。夫から女性宛のLINEがご送信されてきてから夫の浮気を疑っています。
2020年、私達の住む東京がGO TOキャンペーンの対象になった途端、出張という名目で京都に出かけた夫(47歳)。
以前、夫が女性宛に送ったラブラブなLINEを間違えて私に送ってきてから、夫の浮気を疑っている私ですが、証拠がつかめずモヤモヤした日々を過ごしていました。
夫が出張と言い張る京都から帰ってきてしばらくすると、今度は長野に出張に行くと言い出しました。
しかも前回の京都同様、週末にかけて2泊3日です。
京都に行く時も新しい服やスニーカーを購入した夫ですが、今回も新しくバッグを購入していました。
ルンルン気分で旅行の支度をしている夫を見ていると、自分が見くびられているような気分になり、ムカムカしてきました。
そして、「絶対に証拠を見つけて謝らせたい! できるなら旅行も潰してやりたい」という強い思いが込み上げたのです。
悔しいから自分も友達を誘って旅行に行こうかとも思いましたが、都合がつかないため諦めました。
夫が出かけた夜、パソコンで検索し「長野県の観光地」を見ていました。
そこで出てきたサイトには、多くの人が自分の訪れた場所などを投稿していますが、投稿すると自分のアカウントの名前とアカウント登録した写真も一緒に載ります。
名前はニックネームで実名ではありませんでしたが、写真は夫が惚れ込んで買った某有名ブランドのアンティーク腕時計だったので、私はすぐに夫だと分かりました。
その投稿者は善光寺の境内や善光寺の参道にある人気の出来立てモンブラン店のケーキの写真を投稿していました。
私は気になって翌日の夜も前夜と同じく調べてみると、やはり同じ投稿者が戸隠神社や茶屋で食べた戸隠そばの写真を投稿していたのです。
その投稿写真を見ているうちにモヤモヤしていた気分が一気に爆発しそうになりました。
「夫が帰ってきたら投稿写真を突きつけて謝らせよう!」と、私は戦闘態勢、気合満々でした。
3日目の夜遅くに前回の京都旅行の時と同様、お土産をたくさん買ってきた夫。
私はわざとお土産を手に取らず「お土産は罪滅ぼしのつもり?」と戦闘の火ぶたを切りました。
「何バカなこと言ってんの? こっちは仕事で疲れてるのに」
「これが仕事?」
そう言って夫が投稿したと思われる写真の数々を見せて詰め寄りました。
しばらく黙って投稿写真を見ていましたが、驚いたことに「そうだよ、接待みたいなもん」と夫はとぼけたのです。
そして、いつものようにグダグダと言い訳をはじめ、最後は逆切れしてごまかそうとしてきました。
私はいつも夫が逆切れし始めると折れてしまうのですが、今回はそうはいきません。
夫が買ってきたお土産を無言で、そのままゴミ袋に入れて夫に言い放ちました。
「こんな物でごまかせると思ってるの? 私のことバカにするのもいい加減にしてよ。私はいつでも別れる覚悟は出来てるから離婚してあげようか?」
すると夫は面食らったのでしょう。
しばらく黙ったまま立ちすくんでいましたが「勝手に疑って切れないでくださいよ~、俺は疲れたんで風呂入ってきまーす」と、急に態度を変えて逃げてしまいました。
夫にはぐらかされた私は、またしてもモヤモヤした気分になってしまいました。
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