<この体験記を書いた人>
ペンネーム:kame
性別:女
年齢:52
プロィール:離婚して戻ってきた娘は不器用ながらに家事をこなしています。そんな娘のやり方に文句を言う夫に作戦決行!
我が家の長女は大恋愛の末10代後半で結婚。
しかし、残念ながらあっけなく離婚となり我が家に戻ってきました。
離婚直後には心身共にぼろぼろの状態で立ち直るのにそれなりの時間を必要としました。
そんな娘でしたが、離婚のダメージから回復したころから、少しずつ家事を頑張るようになり、今となっては自分の役割をそれなりにこなすまでに成長しました。
もちろん、ベテラン主婦の私とやり方は違います。
それに家事には性格の違いも明確に現れますので、「ムムム」となることもなくはないのですが......。
一方我が夫。
結婚生活うん十年ですが、必要に迫られた時、あるいは気が向いたときにだけ家事をこなしています。
それはそれでありがたいことだと思うのですが、まったく上達が感じられません。
その様子を見ていると「家事は自分の役目ではなくて手伝ってあげている」という割り切りと、恩着せがましささえ感じることがあるのです。
そんな夫が娘の家事の内容に文句を言うのです。
「娘が洗い物をすると食器がキレイになっていないよね~」
「おかずに野菜が少ないし、味付けがいまいちなんだよね~」
...娘が頑張っているプロセスは褒めもせず。
これには私もイラつきます。
確かに、娘の家事は丁寧さに欠けるところがありますので、夫の言うことには一理あります。
しかしそれは単なる事実。
頑張って家事をこなそうとしている娘の努力は、無視される結果となっています。
それではやる気も上達も望めません。
それに、夫の振る舞いは毎日頑張って家事をこなしている私たちへの感謝も敬意も感じられませんので、私への宣戦布告とも感じるのです。
...なら、売られた喧嘩はきっちり買いましょう。
そして、夫にそのことを思い知らせてやりましょう。
ということで作戦のタイミングを見計らっていると、ある休日にビッグチャンスが舞い込みました。
私がたまりにたまった家事をバタバタとこなしている時のこと。
夫は気が向いたのか、キッチンの洗い物を片付けています。
その後のランチタイムはインスタントラーメン。夫自ら全員の分を作ってくれました。
「キッチンの片付け手伝った」&「ラーメン作った」ことで得意満面の夫。
そんな夫に向かって私は言ってやりました。
「洗い物が油でベタベタ。全然キレイになってない」
「インスタントラーメンはだれが作っても美味しい」
「麺がやわらかすぎ」
「野菜が全然入っていない」
...などなど。
プロセスは完全無視して事実だけを機械的に言い続けました。まるでロボットのように。
てっきり褒められると思っていた夫はきょとんとした表情に変わります。
そしてすぐさまムカついた様子に変化して喫煙タイムへ向かいました。
その後、戻ってきて開口一番「なにか怒っているの?」と不機嫌な様子で聞いてきた夫に、思いの丈をぶつけてみました。
「ご飯を食べる。服を着る。そんな当たり前の日常は、私たち2人の家事労働で成り立っている。毎日毎日どんなに疲れてても、眠る時間を削ってでもこなしているのが私たち2人なのね。それはたまに時間があるからやるのとは全然違う。確かに娘のやり方は雑なことが多いよ。あなたにとってそれは不満かもしれない。でも、それに対して敬意も払わず文句だけ言うのはやっぱり違う。それでもあれこれ言いたいなら全部自分でカンペキにやって見せてよ」
私はそう伝えたんです。
その日以来、夫が娘の家事に文句を言うことは激減。
自分のこなしている家事への責任感もほんのちょっとだけ強くなったかな、という感じです。
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