「生活費を入れたくない」自分探し中のフリーターの娘とのバトル

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:kame
性別:女
年齢:51
プロィール:高校卒業を前に自らフリーターの道を選んだ娘。生活費を巡って親子バトルが勃発しました。

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「高校を卒業してもやりたいことが見つからないから、進学も就職もしない。自分と向き合いながらしばらくはフリーター生活を続ける」。高校卒業後の進路を巡って話し合いを行うたびに下の娘が言っていたのがこの言葉でした。

親としては正直もやっとする部分も多々あり、「高校生活3年間何やってたんだ!?」というのがホンネ。しかし、「長い人生そう急ぐことはない」という夫の言葉を受け入れて、娘の方針にOKを出しました。

進路についてはそれでOK。ですが、経済となると話は別です。フリーターとはいえ社会人になったわけですから、家に生活費を入れるのはごく当然のこと。それを娘に伝えたところ、「なんでフリーターが生活費入れるの? それっておかしくない? 納得できないから絶対に出さない!」と凄い勢いで文句を言い始めました。

しかし、これには伏線があったのです。

そもそも、娘はいくつもあった就職先を「やりたいことではない」という理由で断り、自らの意思でフリーター生活を選びました。就職したくてもできないわけではありません。
さらに娘は高校時代「やりたいことを探すために資金が必要」とバイトをしていたのですが、3年間で貯蓄できたのはたったの数千円。バイトで稼いだお金のほとんどは遊び、ファッション、友達との食べ歩きに費やしていたのです。

それで「やりたいこと探す」と言われると、私の怒りも頂点に達します。「いつまで探しとんじゃい!」と言いたくもなります。娘の「自分探し」がむなしい言い訳にしか聞こえなくなっていたのです。
ですので、「フリーター」を理由に生活費を入れないなんて言い分を受け入れる気持ちには到底なれませんでした。

生活費を要求する私、それでも生活費を入れることを断固拒否する娘。ついには「生活費を入れるくらいなら自分のことは全部自分でする。食事も要らない」とまで言い出す始末でした。

こうなったら家族会議です。嫌がる娘を無理やり引っ張り出して、今後のルールを取り決めました。
その結果、衣食住の「食」はすべて自分で賄うこと。光熱費は払うことで話をまとめました。

これにて一件落着......となればいいのですが、そんな生活はとても息苦しいものです。

何より最悪なのは休日の食事でした。家族全員家の中いるのに、下の娘だけ食事は別。部屋にこもってコンビニ弁当を食べていました。
いびつな生活に心が疲れてきたころ、娘は一人暮らしを始めることになりました。きっと娘も同じ気持ちになったのでしょう。

「生活費を入れる・入れない」それがきっかけで、ここまでこじれてしまった私たちの関係に回復の兆しは今のところありません。

そんなプロセスで娘が一人暮らしを始めた今は、自分の力で生活する中でいろんな意味での娘の成長を願っています。

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