こんにちは。 キッチン夫婦という料理ブログを夫婦で運営している夫のKです。
家族の話を夫婦で交互に書かせて頂いてますが、前回は糖尿病にかかった母のこと。
その母を家族みんなが心配しているのをよそに本人は、食べ物に我慢ができない話を書きました。
前回の記事:82歳でハンバーグカレーセット完食!糖尿病なのに高カロリー食が大好きな義母
誰でも年をとり、そして誰もが避けられない感覚(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)や身体の衰えについて、今回は両親の変化を通して感じていることを書きたいと思います。
■視覚
まずは老眼。小さい文字や手元が見えにくくなる経験で老いを突き付けられる人も多いですね。また白内障の心配も多くなりますが、両親は幸い目のことで困ることはないようです。
「20台の見え方」「黄変化・白内障を伴う場合」さらに「老眼を伴う場合」の見え方の違いというのをシミュレーションで実際体験したことがあるのですが、自分が想像する以上にその見え方ははっきりと違っていて、こんなに見えにくかったら日常の一つ一つが大変だろうと感じました。
■聴覚
聴覚は60歳以上で急速に悪くなり、80代は7~8割の人が聞こえづらくなるそうです。 母の嗅覚が悪化したのは70代半ば、急に聞き取りにくくなり、人との会話が聞こえないのは本当に辛いようです。
これは周りの人がただはっきり話せば聞こえるというほど簡単な訳でもないんですよね。 社交的な母でしたが、耳が悪くなった事で少しずつ一人での外出を避けるようになりました。 特に病院の診察時には、先生の話が聞こえないことからくる不安から付き添いを求めるようにもなったのです。
また、家でのテレビの音はかなりのボリューム、これはもう騒音レベルです。
■嗅覚
70代から悪くなる傾向があり、両親も多少悪くなっているように感じます。 味覚と関連していて薄い味が美味しく感じられなくなるそうです。
そのためか、賞味期限切れの物が増える傾向に。腐った匂いが感じにくくなっていることもあるので、良からぬ匂いがしていることがあったら、さりげなく教えることができたらいいのかなと思います。
■味覚
味覚障害がおこり濃い味を好むように。父に「お母さんは糖尿病だし血圧も高いんだから、醤油スプレーを使って塩分に気を付けて」 と言ったが 「やっぱり刺身なんかね醤油にちゃんとつけて食べないと美味しくないのさ」こんな感じで返されることしばしば。
病気の改善のためにと、管理栄養士さん監修のお弁当を試しに食べてもらったり、塩分や味の薄い食事を作ってみてすすめるも美味しさを感じず嫌がる。
悪化してもらいたくはありませんが、味覚が鈍るということも関係してか、食事療法は思うようにはできず苦戦しているのが現状です。
■触覚
温度感覚が鈍りやけどなどが多くなるのも一般的なことですね。
これら五感が年と共に衰えますが、この他に筋肉、記憶力、心臓、肺も弱まってきます。
今回病院で父が検査した時は86歳。どこかしらは悪いところがありますが、この年齢にしては元気です。
先日の診察の際には「お前たちはお母さんの為に来てるんだから、俺は元気だから診察の付き添いはいらない」 そんな事を言ってつっぱっていましたが、 診察を受けて戻ってきた父は「なんか、この次は別の検査をしなくちゃないと言われた」と一言。
「えっ」と驚き事情を聞くと、検査結果を受け、次回はエコー検査をしなくてはならなくなり、それと塩分を控えるように言われたのでした。 どうやら腎臓が悪くなってるようです。トイレも近くなり痛風も心配です。
1ヶ月前の検査では言われなかったのに急激に悪くなることがある。
父から言わせると 「病院は大げさだから」
そうは言われてもやはり心配なものです。高齢になって身体は弱くなってきていますが、なにせ我が強い父なので、素直にアドバイスに従わないのも困りものです。
さて、皆さんのご家族はいかがでしょうか、思い当たりませんか?
誰でも必ず老いるからこそ、老いることによる感覚等の変化を知っていれば、少しは思いやりを思って見守る余裕が出る気がするのです。
今回紹介する料理は、健康食として評価の高い豆腐料理の豆腐めし。
出汁のしみ込んだお豆腐がご飯に合うし けっこうお腹いっぱいになりますよ。
我が家ではウーロン茶で作ります。
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『豆腐めし』
材料(4人前)
・絹ごし豆腐2丁
・醤油50cc
・酒50cc
・みりん50cc
・昆布出汁200cc
・昆布適量
■茶飯
・お米2合
・ウーロン茶400cc
・生姜の絞り汁適量
・塩昆布20g
作り方
①茶飯の材料入れてご飯を炊く
②豆腐をキッチンペーパーで水を抜き半分に切る
③豆腐とその他の材料をを鍋に入れて煮だたさせる
④沸騰したら蓋をして10分間煮込む
⑤味をしみ込ませる為に10分おく
⑥盛ったご飯の上に豆腐をのせて出来上がり
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