五感に「記憶」をプラス! "シックスセンス体操"で体操効果アップ/ごぼう先生に聞きました(3)

生涯、介護を必要とせず、自立した生活を送りたいという願いは、私たちの多くが持っています。介護が必要にならないために、いまの私たちにできることがあります。お話を伺ったのは、"大人のための体操のお兄さん"ごぼう先生。「介護を予防する」ことを目的に、自身が運営するデイサービスの他、全国各地に足を運び、"座ったままできる健康体操"を伝えています。これまで1万人以上の方々と出会い、感じたこととは何でしょうか。

前の記事「健康より〝健康的〞に。心の充実が大切です/ごぼう先生に聞きました(2)」はこちら。

 

莉玖ュキ・・170919JO_sRGB009.jpg「かいごよぼう」から、ご、ぼ、う、をとって「ごぼう先生」です!

 

ごぼう先生おすすめ!シックスセンス体操

ごぼう先生は人の五感「視覚、触覚、嗅覚、味覚、聴覚」に「記憶」を足したものを「シックスセンス(六感)」と呼んでいます。体を動かすときに六感を意識すると、体操の効果がアップするそう。「例えば、匂いや味は記憶に働きかけてくれ、脳の活性化にもなります。日常生活であらためて一つ一つの感覚を意識することが大切です」とごぼう先生。生活の中で気軽に取り入れられる体操を教えてもらいました。

 

◆視覚
多くのものを見て、「すてき」「美しい」などたくさん刺激を受けましょう。道でも街でも"意識"してみて。

□新聞や広告から自分の興味のあるものを探す。
電車の中から、外を流れる景色を眺める。

 

◆触覚
触れることで感じ取る感覚。自分の体に触れて不調をいち早く感じ取ることも予防につながります。

目を閉じて、何に触れたかを当てる。

 

◆嗅覚
食べ物の安全性もかぎ分ける嗅覚。"匂い"は、六感の中で最も記憶に深く残ることが分かっています。

匂いから料理を想像する。
朝や夕方、異なる場所での空気の匂いを感じる。

 

◆味覚
食べ物を味わう感覚。意識して行うことで、消化に重要な唾液の分泌も活発になります。

目を閉じて食べ、視覚情報を遮断して味に集中する。
どんな味か?と、素材の味を楽しむ。

 

◆聴覚
左脳は計算したり本を読んだりするときに活発に、右脳はラジオを聴くなど聴覚を意識すると刺激されます。

テレビを見るとき目を閉じ、音声だけで内容を想像する。
普段聴かない音楽を聴く。

 

◆記憶
記憶すること、そして記憶を思い起こすこと。思い出を人と共有することでも表情は明るくなります。

昔好きだった俳優や女優を思い出す。
学生時代の遊びを思い出し、実際にやってみる。

 

取材・文/岸上佳緒里 撮影/奥西淳二

<教えてくれた人>
ごぼう先生
1985年生まれ。本名・簗瀬 寛(やなせ・ひろし)。鍼しん灸きゅう師、社会福祉主事任用資格。愛知県岡崎市でデイサービス「リハビリカフェ倶楽部 岡崎店」を運営。"介護予防"をテーマに、講演や健康体操の普及に全国約300カ所を巡る。CS・スカパー!時代劇専門チャンネルにて「【健康体操】朝だよ!ごぼう先生」を放送中。著書に『ごぼう先生と楽しむ大人の健康体操』(あさ出版、1,200円+税)。

この記事は『毎日が発見』2017年11月号に掲載の情報です。

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