52歳、こんなはずじゃなかった...。将来を考えずに転職してきた今気づいたこと

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:見通せない女
性別:女
年齢:52
プロフィール:シングルマザー歴14年。働きだしてからかれこれ30数年ですが、今こんな生活をしているとは思いませんでした。

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私は今52歳。正社員ですが、他の会社に派遣されて働く、という働き方をしています。

この歳になっても、ほとんど給料は上がらず、手取りは交通費込みで20万円ちょい......。派遣先から自社には結構な額が支払われているのに、手に入るのは新入社員と変わらない金額にやる気もなくなります。正社員とはいえ他の会社に派遣されて働いているので、いつ不要=クビになるか分からない不安定な身分です。

どこで何が間違ったのか、何をすべきだったのか、今振り返ってみるとわかるところがあります。

真面目に将来を考えておらず、そのため将来を見据えた転職も勉強もしなかった。これに尽きます。

私はITの専門学校を出て、20代は大手メーカーでアプリケーションの開発をしていました。開発は納期死守なので、終わらなければ休日出勤や残業は当たり前の世界です。

30代前半で子どもを授かり、産休後は幸運にもすぐに保育園に預けられました。今まで通りに働けると思っていましたが、子どもの体調に左右され、なかなか以前のように働けません。私のせいで開発のチームのみんなに迷惑をかけるのが辛く、大手メーカーを退職しました。

1度目の転職先の条件は、今までのスキルが活かせるIT関連の正社員で定時勤務、プラス家から近いこと。

直近に働いていた大手メーカー勤務の前歴が効いたのか、家の近くにあった生命保険の業務システム用サポートデスクへすぐに転職できました。30代半ばでした。業務システムの為、今後に活かせるスキルはありませんでしたが、定時で帰れるし、仕事の責任もなく気持ち的には楽でした。

ですがこの会社は業務委託元の保険会社から切られ、入社5年で倒産しました。

2度目の転職先の条件は、前の仕事の条件に「自社での仕事」を追加しました。

40歳を過ぎていましたが、部品を作る工場の社内システム部門にすぐに決まりました。

ですが、ここはブラック企業。ハローワークの資料にあった開始時間の8時ではなく、7時45分までにタイムカードを押さないと遅刻だと、入社後言われました。一事が万事、ハローワークに書いてあることが何一つ守られていない会社で、総務や専務に再三「条件が違う」と訴えたら試用期間の3カ月でクビになりました。

すぐに、また職探し。

40歳を過ぎ、働いた会社ばかりが増えていくのに、誇れるスキルは時代遅れな言語を使用したアプリ開発のみ。大手から小規模まで50社に面談の申込をし、面談まで行ったのは2社、1社はNG、もう1社にかろうじて入社したのです。

私は大手メーカーで働いていた頃、自分は何もしなくても将来はバリバリと働けると思っていました。だから子どもを授かり転職する際、自分が楽になればよい、求職期間を短く済ませたい等、自分の将来に主軸を置かず、安易な考えで簡単に転職できる会社を選んでしまったのです。でも、その場その場で流されるように転職しても、自分の望んだ将来に着地するなんてことはありません。目標を定めて進まなくてはならなかったのです。

即戦力を求められる今「入社してから勉強させてください」はぬるい目で見ても20代までです。30代で異業種に転職するなら、即戦力に近い下地の有無と勉強しているかどうかが大事。

キャリアアップが目的の同業種への転職は30代なら高評価です。もちろん実力もそれに見合ったものがなければなりません。40代で転職するなら専門知識が相当ないとそれなりの会社への転職は難しいと思います。それも40代の前半までです。もちろん、業種によっても異なりますが、IT業界は少なくともこんな感じです。

残念なことにそれに気がついた頃は、既に転職は無理な年齢になっていました。

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