性別:女
年齢:52
プロフィール:1人の子持ちシングルマザーです。息子が小学生の時に離婚しました。それ以来親子2人で生活しています。
※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。
◇◇◇
私はこのまま定年までの今の仕事で働けるのか。漠然とした思いを抱えて右往左往しています。
私は高校卒業後、上京して専門学校に入り、その頃は珍しかった情報システムを2年間学びました。卒業してから今まで、変わらず同じITでシステム開発の仕事をしています。
ITは技術の進歩が速く、新しい知識をどんどん入れていれていかないと時代についていけません。
昔は新しい技術を知ることが嬉しくワクワクと楽しんだものですが、この年齢になると新しい技術の勉強が億劫に思える時があります。
頭の中では「これじゃダメだ!」と思いつつも"面倒くさい"が先に立ち、若い子に「覚えてきて、私に教えて」なんて言う始末。
今までは培った経験と知識で乗り越えてきましたが、この先これでは通用しない予感もヒシヒシ感じています。
友達や先輩はというと、一線から離れ管理職に就いたり、独立して会社を経営されていたり、結婚しIT業界を離れパートに出たり、家の仕事を手伝ったり、介護の仕事をしていたりと様々です。
私は会社を経営するだけの根性も発想も無く、手伝う家業もなく、他の業種に転職するだけの魅力も感じず、今に至ります。
一番可能性がありそうなのは現在所属している会社で管理職になることですが、私は数年前に転職をし、現在会社では一般職の下っ端です。
会社の管理職は私より若いバリバリと働いてる方々で「今の技術に......」なんて弱音を吐いている私とは全く違い、最新の技術もバリバリと咬み砕いて飲み込みそうな気力と覇気に満ち満ちた人達です。そんな人達と肩を並べて管理職となるイメージが私は全く湧きません。会社も全く湧いていないと思います。
この先、こんな私が運よく管理職に上がれるとは到底思えません。
定年まで働きたいけど、今のまま第一線で働けなければ、他の社員のお荷物になる。
他の社員のお荷物になるのも辛いが辞めると生活に困る......定年まで会社に必要とされる為にはどうしたらいいのか......と悩み、「そうだ! 第一線で働けなくなっても会社に必要とされる資格(金看板)を取って、水戸黄門の印籠のようにその資格をひけらかして会社に居座ろう!」という考えに至りました。
会社が資格取得を推奨するのは、その人の為だけではなく「こんな資格を持っている社員が居る会社」と、いう事で箔をつけたい所もあります。
その思いを逆手に取って居座ろうと思った訳ですが、会社の金看板となる資格はもちろん国家試験。
午前中の選択、記述試験に午後は記述に小論文。試験の偏差値が70、合格率が14%と難関。それはそうです、誰でも取れる資格なら金看板になりませんから。
今の技術についていけない!といいつつ、ITの考え方と知識が問われる難関の資格に挑戦する!という矛盾を抱えていますが、定年まで他の社員のお荷物になりたくない!という思いを力に頑張ります。
関連記事:人生100年時代。フリーランスでの副業が老後の生活を救う/「超」独学法
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。