低年収でシングル。老後の暮らしどうする?悩みから抜け出せた理由

低年収でシングル。老後の暮らしどうする?悩みから抜け出せた理由 15.jpg

ペンネーム:ラジオ体操第一
性別:女
年齢:52
プロフィール:1人の子持ちシングルマザーです。息子が小学生の時に離婚しました。それ以来親子2人で生活しています。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

息子が1歳のころ学資保険に入り、保険の担当者から「この学資保険で大学の費用は賄えます」と言われ、これで夫婦揃って定年まで働けば老後の資金は万全!と思っていました。
ところが夫に隠れた借金が発覚し、協議を重ねたうえ、離婚することになりました。

元夫からは養育費はおろか、慰謝料も財産分与もなく、学資保険も解約され、2人で買ったはずのマンションも追い出され、息子と2人で生活を始めたのは、息子が小学生の時でした。

年収の低い私がシングルマザーになったため、医療費や義務教育の学費が無料、児童手当の支給などの公的な手助けをいただき、なんとか高校卒業まで漕ぎつけましたが、その間ほとんど貯金は出来ませんでした。

自分が将来もらえる年金を計算すると月に10万そこそこ、住宅費と光熱費を考えたらそれだけで終わりそうです。

貯金の為にお給料を増やすことも考えましたが、最近転職した私が管理職になれるわけもなく、さらにこの年齢でスキルアップの転職も今の自分からして難しい......。これ以上の給料増を望むべくもないのが現実です。でも実際問題この先お金が足りないことが目に見えている、どうしよう......と、考えると夜も眠れず悩んでいました。

ですが、悩んでいても仕方ありません。先ずは行動と思い直せたのは、いろいろな年齢の方の生活に関するブログを読んでからでした。もちろん私からすると夢のような老後を送っている方もいますが、私の描くミニマムな生活をしている方もたくさんおられました。この方々のブログや、他の節約サイトを見て、私なりにやるだけやってみよう!と生活費を年金程度まで極力近づける努力を1年前から始めました。

出費を抑えるため水と電気を節約し、食料はまとめ買い。

現金増のため、予定の無い土日は日雇いで働ける試験官をやったり、回答すると日当が貰えるモニターの仕事をやったりして、少しでもお給料以外の収入を増やし、貯金が出来るよう努力しました。お給料以外にお金が入ってくると、嬉しいものです。

もちろん定年になってもどこかで働くつもりですが、雇ってくれるかどうかはわかりません。

とにかく今は年金額で暮らしていける生活をゲームのように行いつつ、土日の副業に精を出す生活を出来るだけ続けていくつもりです。

この年になってもこんなに働くなんて思ってもみませんでした。

でも、土日の副業では会社の人達と違い、色々な年齢、様々な人生を送ってきた人達が居るので話題が広く、勉強になり、気分転換にもなります。

なにより以前は毎日「この先どうしよう」と思い悩み、頭だけが疲れて眠れず考え方もマイナスになっていましたが、今は体は疲れますが「なるようになるかも!」と前より少し前向きに考えられ、なによりよく眠れるようになりました。

関連記事:確定申告、保険の見直し...年金生活をおトクにする3つのポイント/年金生活

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP